日進月歩

文章を書く練習

クソ野郎と美しき世界

先日、日本橋の最終上映を見てきたんだけど満員だった。ちなみにそのひとつ前の回も、前日時点で満席だったので、都心で働くスマヲタの意地を感じた…。余談ですが(そもそもこのブログの九割は余談)、上映前のロビーがざわざわしてたのにクソ野郎の予告が流れたときだけだいぶ静かになってだいたいみんな顔上げるの最高に愉快だったし、舞台挨拶もないのに満席になっているシアター6に座って、ここに居る人みんなSMAPのこと好きなんだなって思ったら上映前から感極まっていた。

 

ピアニストを撃つな!

のっけからザ・稲垣吾郎。西洋の高級絨毯のようなガウンを着ている(偏見)!応援上映に行って吾郎さんの「ちょっと待っててね」に「は〜〜〜いっ♡♡♡」と返すばかな女になりたい人生だった。

フジコ役の馬場ふみかちゃんがべらぼうにかわいい。わたしが財力のあるおじさんだったら、馬場ふみかちゃんを観るために毎日映画館に通っていたのに…。油田が来い。

園子温監督の作品は今まで2つしか観ていないんだけど、何というか、艶かしくて衝動的なものを非現実的に描写している雰囲気が吾郎さんの色気にうまいこと合っていたような、あのスピード感に居る吾郎さんが新鮮だったような、そんな印象。

 

慎吾ちゃんと歌喰いの巻

まずタイトルが天才じゃないですか?慎吾ちゃんて。41歳になっても慎吾ちゃんは慎吾ちゃんなんですよ。ありがとう世界!あと歌喰いと寝てるときに寝間着の肩の縫い目部分に穴開いてませんでした?勘違いだったら妄想が過ぎて土下座案件だけどもう穴にしか見えなくて最高だった。

歌喰いという存在はファンタジーだけど、慎吾ちゃんも歌喰いも声とテンションが低めだからかそのことに対する驚きとかが良い意味で長続きしなくて、わりとすんなり受け入れられたのはよかったと思う。

紀伊尾さんが『また逢う日まで』を失ったときに首を括ろうとしたのは、歌を失った彼らの気持ちだったのだろうか。マネージャーさんがやめてと言いながら止めきれなかったのは、その気持ちを痛いほどわかっていたからなのだろうか。歌を失う、ということの本当の辛さは、歌をレーゾンデートルとしない自分にはわかり得ないものだけど、いつかこの話のように、彼らが歌いたいものを歌える日が来るようにと願うばかり。

しかし紀伊尾さんに拳銃を渡したマッチョがおそらくベーグル作りの先生だったのが面白くて思い返しては笑っている。そして淳くん最近スーツ姿ばかり拝見している気がするかっこいいむりわたしともライン交換しよ。

 

光へ、航る

1カット目から最高に恐くてでもこれだよこれ!!!!という気持ちになった。ただ冒頭のシーンがまじの不倫現場に突っ込んだのかいわゆる美人局的なやつだったのかがよくわかっていない。文春砲の煽りが激しかったのはわらった。新井さんがあの尺しか出てこないの贅沢じゃない?いいのか?沖縄だぞ?(?)航と光の「お父さんみたいにならない」「お父さんみたいな人になる」の対比がぐさっときた。

 

新しい詩

慎吾ちゃんが歌うところで涙どぼどぼ流れてきて水分枯れてしまうかと思った。慎吾ちゃんの歌と絵とあれこれを混ぜて生まれ変わったうんこ、から作られたベーグル。お給料が入ったら自由が丘へ行こう〜ベーグルが食べたい〜

新しい詩の『世界のどこかにきっと仲間がいる』っていう歌詞がとても好き。映画館やクソショに行ったら人がたくさんいてすごく嬉しい気持ちになったし、あ~また明日からがんばろう!と勝手に勇気付けられた。以前、にのみやさんが『死ぬときはコンサートのときがいい。まわりが全部味方だから』みたいなことを仰っていて、それに近い気持ちかも。

ところでエンドロールの『現場アシスタント ゴリラ』はさすがに笑った。ゴリラも手伝ってくれる新しい地図…(違)

 

三人それぞれの話があって、本人のキャラクターに寄せた慎吾ちゃんと吾郎さんは本名で出ていて、役者としてのイメージに寄せたつよぽんは工藤という役名で出るというのはおもしろいなあと思った。

3つの話を半端にリンクさせるくらいなら全く関係ない三人にしておいてもよかったと思うけど、時間をかけて擦り合わせてきっちり作り込む時間を取ることよりも、地図を立ち上げてから映画を届けるまでの時間を短くすることに重きを置いた結果なのだろうと思うので、第二弾ではその辺よろしくお願いしたい。

 

動員28万人超え、そして第二弾決定おめでとうございます!

慎吾ちゃんがYouTubeでタイトルこんなのは?って話していて、『クソ野郎、宇宙へ行く』はファンタジーにもヒューマンにもSFアクションにもなりそうだけど、『クソ野郎、ハワイで大慌て』はコメディの予感しかしません(笑)さてどんなタイトル、どんな話になるのか。そしてどんな三人が観れるのか、楽しみだ〜!貯金します!

Love-tuneに出てほしい舞台

Love-tuneに出てほしい舞台〜壮大な主観〜

ここ一年くらいで見た舞台+αから、こういうのに出てほしいな〜という願望を書き連ねていくだけです。

 

参考までに昨年の観劇記録


2017年の観劇振り返り - 日進月歩

 

安井謙太郎くん︰モマの火星探検記

Love-tuneの中でもJr.全体で見てもみんなのお兄さんというかお母さんというか、しっかりものな安井くんなので、チキンみたいな末っ子気質の役が見てみたい。気弱で最初は自分じゃなにも決められなくて、お母さんにだめって言われたからもうみんなと遊べない!と家に引き篭もっちゃうんだけど、終盤で秘密基地が壊されてしまったときにみんなのロケットを守ったのもチキンで、その一歩がみんなを再び立ち上がらせてくれた。そんな希望でもある役を安井くんに演じてほしい。

真田佑馬くん︰フランダースの負け犬

初演が2014年(なかやざき)、再演が2016年(柿喰う客)なのであまり最近のではないんですけど…これが本当によかったので…。再演がYouTubeに上がっていて1時間半くらいで見られるので、グッズ列の待ち時間にでもご覧いただければ(?)


【演劇】柿喰う客『フランダースの負け犬』 - YouTube

さなぴーにはヘンチュ閣下をやってほしい。ジャニオタにわかりやすく言うとジャニアイの「我がドイツ軍は!!!!!」ですね。目的のためなら命を投げ出すこと、投げ出させることをも厭わない、冷酷な支配者。さなぴーはわりと既にこういう役周りが多いことはわかっているけど、やっぱりいつか真田佑馬×中屋敷法仁を見てみたい。

諸星翔希くん︰asiapan

とにかくあのミラクルウルトラスーパーハッピーな空間で踊ってほしい!!!頼む!!!踊るジャンルも幅広いし、親くらい歳の離れた人と踊る機会ってなかなかないと思うので(新年のジャニアイ新鮮だった!)今までとは違う楽しさも学びもありそうだし、何よりあの世界観の中で踊り歌い演技する姿を見たい。Wake We Upももちろん良いのですがキマグレンのLIFE(タップダンス)とプリンスのPurple Rain(ジャズ?コンテンポラリー?)も見たいなあ…。

森田美勇人くん︰IWGP S&D

開演前と劇中にダンスバトルもありますのでね。自担と同じグループになってからはなかなかじっくりダンスを見られていないのでどうしてもプレゾンとかの印象になりがちなのですが、やっぱりきっちり揃えるダンスを踊るイメージなので(まあ一番アレンジしがちって言われてたけど!)、自分たちのために、戦うために踊るような、ぎらぎらしたところを見てみたい。

萩谷慧悟くん︰SECOND CHILDREN

はぎちゃんに庶民っぽい和服を着せたい。年齢的に麓郎か甲斐彦か空樹だと思うんだけど、麓郎の強いメッセージ性も、甲斐彦の振り幅広い役どころも、空樹の台詞は少ないけれど表情から伝わる感情も、全部見てみたいから全部やろう。

以下、私だけが楽しいであろう、見てみたいはぎちゃんシリーズ。多い。

・初対面のおじさんに人見知りを発揮するはぎちゃん(麓郎)

・「簪をプレゼントしよう!」と言われて「…かまぼこ?」とボケるはぎちゃん(本人は真面目)(麓郎)

・奏雪を諦めたくないと泡音に訴えるはぎちゃん(麓郎)

・冬を越えて桜が舞う中で奏雪が再び動き出したときのはぎちゃん(麓郎)

・「ねーさんっ♪」と兔杏の後ろをちょこまか着いていくはぎちゃん(甲斐彦)

・「源内遊んでよお〜!(つд⊂)」とゴネたり「源内が嘘つきだあ〜〜〜!!!ママァ〜〜〜!!!(つд⊂)」と泣きじゃくったりするはぎちゃん(甲斐彦)

・お夜食を持ってきてくれるはぎちゃん(空樹)

・嘘をついてしまって苦しそうな表情をするはぎちゃん(空樹)

阿部顕嵐くん︰未来への十字架

私立ルドビコ女学院 - 私立ルドビコ女学院公式WEBサイト - 私立ルドビコ女学院

女の子しかいないお話だったんだけど、信じることと疑うことの難しさだとか、自分の思考と役としての発言とのバランスとか、そういう難解さを重ねた上での役作りとかを見てみたい。何者での追い詰められたときの表現力がとても好きだったので、苦労させたくなってしまうのかもしれない。

長妻怜央くん︰サクラパパオー

塚ちゃん主演の作品です。ストーリーから舞台セットからカンパニーの雰囲気まであったかくて、冷たい雨のあとに綺麗な虹がかかるようなそんな愛おしい作品だったので、あの幸せの小箱みたいな空間にいるながつのこと眺めてみたい。あと本当に主観と妄想でしかないんだけど、ながつって永島さんと相性良さそう。

 

 

Love-tuneさんの次のお仕事は何だろうな〜!楽しみに待っています。

2018年1〜3月 観劇振り返り

カテゴリ間違えていろいろ触ってたら下書きに下げてしまった。機械音痴。

四半期ごとに書けたら…いいかな…。いや本当は現場ごとに書きたいですけど。

 
1月
ピカレスク◆セブン


ピカレスク◆セブン 雑感 - 日進月歩

わたしのホストちゃん〜絶唱!大阪ミナミ編〜

結論から言うと私の肌には合いませんでした……。見たい人がいたので企画日に合わせてチケット取っていたんだけど、初日を見て手放してしまった。自分の周りはなんやかんや楽しんでいたようだし本人も得るものがたくさんあったようなので良かったんじゃないでしょうか。

ストーリーは頭すっからかんで見られたので楽しかった。前後ずっとピカ7見てたのでなおさら。ホストちゃんがみんなロボットに殺されてしまうのに全然悲しくなくてびっくりした。「姉ちゃん、実はロボットなんだ…!」「な〜んだ、道理でおかしいと思ってたんだよ〜」「「イエーイ☆(ハイタッチ)」」が通用するのはホストちゃんくらいだと思う。

n番煎じの感想だけど、ホストちゃんは俳優と俳優おたくの縮図のようだと思った。100回の「(行けないけれど)応援してます♡」よりもチケット1枚買う方が物理的に俳優の今後へ繋がるわけで、ラブを貢がないと推しが白スーツを着ることができないのはその顕著な例だとも思う。でもこつこつログインすれば無課金でもワイン三杯くらいは貢げる計算だったと思うので、ホストちゃんって優しいのかもしれない。しかし絶対に推しには出てほしくない。

ところでうさぴょんめっちゃかわいかった。

Johnnys ' Happy New Year Island

さなぴーの「我がドイツ軍は!!!」がなくて脳の血管切れるかと思ったけどナイフ持って狂気の沙汰だったので事なきを得た。自担の通る通路も近くて紙の花もばっさばさに降ってきて強烈だった。銃を下手向きに構える瞬間を双眼鏡してしまって無事に撃たれました(?)

二幕で東山さんと一緒に踊るの最高に痺れた!東山さんを拝見する機会はカウコンくらいしかなくて、そこでもジュニアと踊ることはほとんどないから貴重な瞬間だったなあ。夜空ノムコウも心に染み入った…コンテンポラリーダンスも美しいし選曲もずるい。アクロバットもスーツでのダンスもかっこよかった…煌めきの自担。

 

2月
アサルトリリィ✕私立ルドビコ女学院✕人狼TLPTS
『未来への十字架』

アサルトリリィのこともルド女のことも、なんなら人狼のルールすらも知らないけど見てきた。女の子しかいない舞台って初めて見たかも。

ざっっっくり言うと登場人物の女の子たちが人狼をする話なので、ほとんどがアドリブ劇で新鮮だった!人狼自体はガチでやっているので、常に自分の頭で考えながらもそれぞれの関係性も含めて役として言葉を発していかなければいけなくて難しそう。一部キャスト日替わりだし。客席も巻き込んで一緒に推理するっていうのも斬新で、開演前のルール説明聞いても結局よくわからなかったけど、ルールがきちんとわかればますます楽しめそうだった。

推しのお嬢さんとチェキを撮ってきました。見目麗しかった。

昔話デスマッチ

路上演劇祭。2日間あって、まあ一度見ればいいかなと思っていたんだけど、あまりにも楽しかったので日曜も行った。

七味さんと大村さんによる昔話デスマッチ。ルールは「お互いに昔話を進行させ、先にめでたしめでたしした方がめでたし」とのことです。実況は穂先さん、審判は加藤さん。路上ならではの客巻き込みをやっていたり、アナ雪のオラフが出てきたり投げ銭までの流れが見事だったりで終始げらげら笑っていた。ということで投げ銭システムだったんだけど、好きな人や好きな作品にその場でお金を出せるからこういうのおたく好きなんじゃないですかね。私は好き。昔話にちなんでガチのきびだんご突っ込んでる人とかもいて、客側のノリも良かった。

土曜は中屋敷さん(法事帰りのおじさん。マジで飲んでいた)、日曜は玲央さんが野次をとばしていた。柿の演劇ってもちろん楽しいところが大好きなんだけど、やしきさんや劇団員の方々が柿を大好きなことが伝わってくるところも大好き。

 

3月
ウソトリドリ

詐欺グループの一員になった三流大学生の、のし上がりと転落の話。

一見関係なさそうな劇団の話と並行して話が進んでいって、最後にリンクするところでうまいな〜!と驚いた。あと劇場スタッフさんがみんな良い人だった。

しかし(以下愚痴)主人公を追い詰める刑事のおじさんが、刑事というのは嘘で実は893なのでは?と思うほどに暴力的だったり(主人公が娘を攫ったと勘違いして、監禁したあげく絞殺しようとする)(しかし娘は父への反抗心から詐欺グループの一員になっていた)その割に刑事と娘だけ最後やたらハッピーエンドっぽくなっていたりしてストーリーに疑問が残ったり、中日辺りから明らかに疲れが出てきて全体的に台詞がすっとんだり噛み回だったりして頭を抱えたり、推しのスーツがズボンぶかぶかで丈くらい詰めてやってくれとめそめそしたりしていた。

公演後の突発アフトは毎回愉快でした。

Endless SHOCK

年に一度は見ないと耐えられない体になってしまったので今年も観劇してきた。合法シャブ。エンドレスシャブ。二階センブロで見ることができたので、二幕でフライングするコウイチが近すぎてご利益がありそうだった。ここだけの話、堂本光一さんって飛べるのを隠すためにフックつけてるんですよ……………。ほんとは羽が生えているんです……………。

キャストも大きく変わってて、また新しいSHOCKだった…今年も最高のステージ…。

個人的にはコシオカがユウマに傘を持たせるシーンが好き過ぎた。自分が観劇するようになってからのライバルは、仲間が持ってきた傘を、受け取らないか手にはするけどささずに走り去っていて、誰にも頼れない頼りたくないライバル役の孤独みたいなものをすごく感じていたので、あそこで無理矢理にでも(しかも自分のさしている傘を)持たせるコシオカからは、ユウマに一歩近付こうという意志を感じた。コシオカがライバルより歳上だから出来たことだと思うので、ユウマが持ってきた新しい表現なんだろうなあとしみじみした。Higherのコシオカとカイトが笑えてないのがもうほんとうわあああん!!!(語彙の消失)あと私的SHOCKはつ〜ゆ〜になってからだったので、すり〜ゆ〜で襷掛けするの初めて見た。福田さんが襷掛けするのは知ってたけど、あとどっちがやるんだろ〜と思っていたら3人でやったから脳みそがスパークした。襷掛けの供給過多。あと屋上下でカイトが迷子になって「みんなどこ〜〜〜(つд⊂)」となっていて、客席内に母が大量発生していた。そしてユウマが二幕の太鼓でコウイチのことがっつり見ていて最高だった!あそこでコウイチを見る太鼓組を見るために二階に座っていると言っても過言ではないくらい好きなシーン。体は大事にしてほしいけど、末永く続いてほしい。

 

 

 

なんと4月は今のところ観劇予定がありません。見たいのはあるけどまだチケット取っていない。お金とスケジュールの工面をがんばります。おすすめ作品もあればご教授ください。推しさんは早めにお仕事の告知をください。

Jr.祭レポ

AMBITIOUS JAPAN!

メインステージに戻るときにサザエさんで戻っていくもろつ(ながつがサザエさん

 

フラワーのスーパーファンサタイムが一瞬で終わってしまい盛大にずっこけるしょうきくんと、ワイハのワイルドな一言で無言を貫く樹にずっこけるしょうきくん(良いもろじゅり)

 

FIRE BEATで全員寝転がってカメラマンさんが上から撮っていくところ、しょうきくんがジェシーに腕枕してた

 

早着替え Love-tuneからはしょうきくん 着替え用の布を下げたがるながつとちゃんと持っててくれる萩ちゃん しょうきくんは幼稚園児のコスプレ!鞄を小脇に抱えて「今日どこ行く?(キメ顔のかっこいいやつ)」 安井くん「鞄がセカンドバッグみたい!w」

対決はらぶとらの接戦だったので(美勇人さん?「マルコメに1票を!」)、安井くんの独断により、色気のあったスーツしめちゃんの勝利!しょうきくんは「なんでだよー!(T_T)」とご不満の様子でした

キングオブ男が始まってから一人せっせと靴を履くしょうきくんとそれを見守る美勇人さんと履き終えたしょうきくんを待ってたながつ 最高の家族

 

C&Rの練習後にエアギターからエア篠笛をするいわもろ

ピカレスク◆セブン 雑感

 

少年社中さんの作品をそんなにたくさん見てきた訳ではないけれど、まさに少年社中さんらしい作品だなあと思いました。20周年おめでとうございます!

公演からもう二週間経っていた…。遅筆すぎて最初と最後に書いた辺りで言ってること違う気がするけどまあいいや。

 

 ○極悪人、とは

個人の好みなんだけど、極悪人というならもっとドス黒くてもよかった気がする。なんだかんだ良い人だなあ、となることが多かった(じゃあ良い人の定義とは、となるわけだけど)。計算していたのかわからないけど結局みんな好きになっていた。この、結局みんな好きになってしまうところが良くも悪くも自分の中の少年社中感かな。

東映プロジェクトだし、劇団20周年作品第一弾だし、後味悪いものにはしないだろうと言われたら見解の相違でそこまでなんだけど、登場人物全員極悪人!とか言われてあのビジュアルを見たらもう、血で血を洗う、血も涙もない(矛盾)、争いが争いを生み、ほぼみんな死ぬ、みたいな救いのない物語を想像してしまっていたので、ラストシーン見て「私もがんばる〜〜〜!涙」となって、あとでアレ?となった。こんな予定じゃなかった。まあお祭りですし…。

善と悪が紙一重のものであるとか、それぞれの善悪の形とか、そういう視点で見ると面白いなと思ったので、この辺はあとで書きます。

 

○ジャックザリッパーの描き方

はてなブログでもこの部分のことを書いてる方が多かった気がする。最初は見方が悪いのかなと思っていろいろ考えていたけど、ほんと三回目辺りから目の焦点が合わなくなっていった。そこからは虚無。自分が人殺しであるという事実や、女として生きたいという気持ちごと受け入れてくれたからマクベスを好きになってしまった、というのはまあわからなくはない。娘が人殺しだと知った親によって地下牢に幽閉されて、手を洗い続けたという台詞から、そのままの自分を肯定してくれる存在が欲しかったのかなというのは想像できるけれど、結局女として見られたかったのかどうかはわからない。し、自分を侮辱して乱暴してきた初対面の男にそれやられて好きになれるのか、という。

逆に偏見入ってる気もするけど、男の想像する女っぽかったな〜というか。

 

○結局、マクベスのジャックへの想いとは

上記のこと考えてたらマクベスって結局ジャックのことどう思っていたんだ???という迷路に。おそらく妻を投影して見ているのかな。犯行後に手を洗い続けたところなんかはマクベスの妻のエピソードとして有名だし。マクベスはジャックに、「お前は美しい」「愛してくれ」「愛するな」とは言うけれど、自分がどう思っているかは言ってないよなあとふと思ったら、そこからわからなくなっていった。ジャックに向かって言う「お前の孤独は俺が埋めてやる、今度こそ」や、イエミツに叫ぶ「俺は女ひとり幸せにできなかった」という言葉はジャックに対してではなくて奥さんなのだろうか…。だとしたら切ないな。

 

○群唱が好き

出演者が集合して物語の軸となる言葉を発するときのパワーがすごい。あそこで一旦クライマックスだと思っているし、あの群唱でひとつの作品にしても通うんじゃないかと思うくらい好き。

前作の群唱もすごく好きだったな〜と思ってふと気付いたけど、推しさん前作と立ち位置同じですね。だから同じ位置のチケットばかりくるのかな???(違います)

 

○善と悪の境目、という視点で見ると面白かった

ちらっと前述したところでもありますが、全員極悪人!というのではなく善悪が紙一重であるとか、ある人にとっては善人でも別の人には悪人である、みたいな流れで考えると面白く見ることができたな〜というところです。

愛する妻のために悪になろうとしたマクベスと、守りたい人たちのために悪になることを選んだイエミツ。主のために自らの手を汚すハンゾウや、蘇るのは悪人ばかりと知りながらも笛を吹き続けるピピ。誰もがただの悪ではなく、自らの守りたいものや信念のために黒く染まっていく。その背景が全員とはいかなくとも垣間見えるものだったからこそ、悪人と言われる彼らに対しても自然に共感したり、幸せになってほしいと思えたりするのかなと考えたりもします。

 

○オリジナルも他作品から来た人も、キャラクターが良い

もうみんな好きなので全員分書きます。長い。パンフレット順。

【魔女① / 愛新覚羅ヌルハチ

井俣さんのパワーが凄まじい。魔女なのはほぼ序盤で、あとはだいたいヌルハチなのですが、まずしゃべり方のインパクトが強い。過去作品のキャラクターとのそういう会話を全部引き受けていて、本筋とは離れた部分と本筋をうまくつなぎ合わせる重要な役割でした。ほかの過去作品も拝見していればもっとセリフの深い意味も感じられそうだった。毛利さんの、今までの作品への愛を体現したのがヌルハチだったのかな。

【魔女③ / マクベスの妻】

魔女③「わたし薬作るの得意σ('ω')」②「作りに行こうっ!」と魔女②「巴御前が巴投げ…!」③「っておーい!Σ(>∀<*)」②「!!!(戻ってくるよう必死に手招き)」の下りがかわいい。モマではユーリのお母さんとレイさんとしてぶつかり合うこともあった2人が、今作では共に魔女として行動するのが不思議な感覚だった。魔女のときは基本的には明るい雰囲気のことが多いんだけど、マクベスの妻としての瞬間は妃になるということへの欲望が全身からあふれていて背筋が凍るような思いをした。

【そうりだいじん】

おすすめ(?)。しゃべり方も仕草もまさに政治家のテンプレ!という感じで、登場シーンも3回目くらいになると出てくるだけで客席に笑いが生まれるレベルになっていた。コンバットサンボと銃のくだりは笑った。そうりがよみがえる前に戦争が起こったということから、戦争によって亡くなってしまったのかだろうか。ハンゾウを撃ったのにイエヤスを庇うところの立ち位置が謎。

【ファントム】

殺されすぎていて不憫であった。イエミツを守ろうとしたのに逆に傷つけてしまって自暴自棄になっていくところが印象深かった。ファントムという名前は知っているけれどどういう背景があるのかよくわかっていなかったのでもったいなかった…。パラノイアサーカスも拝見していないので、見ればヌルハチとの会話含めてまた違った発見ができるのかな。メイクがカゴツルベになっていたのは全く気付かなくて終演後のツイートを拝見してびっくりした!

【ピピ】

陽気で明るいけれど実は一番闇が深いのでは…?黒タイツの真似をして転がろうとするところはめっちゃかわいい。マクベスに教える「良いこと」って、全然良いことじゃなくて、それが事実なら、自らの手を汚し妻を狂わせ死に至らしめる必要などなかった!とマクベスが悔やんでもおかしくないであろうところを「殺しても殺さなくても結果は同じ」と告げてにこにこと笑うピピは、人間を何度も蘇らせてきたことで殺すことを手段のひとつでしかないと思うようになってしまったのだろうか。

【トクガワヒデタダ】

コメディ要素も多くて特に黒タイツとの絡みが好きだった。あと白々しさしかない犬の真似。でもそのせいか最後にわざとイエミツに斬られるシーンで笑いが起こってしまう回が何度かあったのがもったいなかったな…。自らの命を犠牲にしてまでイエミツを鼓舞し、日ノ本の平和を託した姿は、自らを平凡だと言い続けた姿とは全く違う、覚悟を決めた徳川の二代目だったと思う。OPチェイス(って言うって初めて知った)でのマクベスとの出会い、一旦構えるけどぴゃっと逃げていくところだっけ?

【黒い全身タイツの男】

完全にショ○カー。首領もなんだけど、悪人というよりは悪への憧れで動いていたのかな…黒タイツ自身はどうなりたいとかあまりなさそうで、首領の部下という立ち位置であることに意義を感じているようにも見えた。首領を自らの手で殺してしまったのは、自分の思い描く未来じゃなくなるのをどうにかしようとした結果なのかな。言葉にするの難しいけど。

常にマスクをつけているので、本編のワンシーンとカテコでいつも唐橋さんがマスクを外そうとしていたのが癒やしでした。千穐楽カテコで遂に外れて、周り数人だけげらげらしてたの平和だった。

春日局

 徳川家そのものへの執着というのか、あんなにいちゃいちゃしていたイエヤスを、自分の息子に殺すよう迫る姿は怖かった…。春日局の最期、マクベスに刺されたときに自ら剣を深く刺してイエミツを逃したのは、日ノ本の将軍の母としてなのか、イエミツの母としてなのか、わからないけれど彼女の守りたいものへの意志の強さがあのシーンに詰まっていたと思う。

【リチャード三世】

ずる賢くて、王位への執着心が強くて、誰を裏切ってでも王の座が欲しいと口にするところが苦手だった。でもフック船長との会話を聞いていたら、好きとまでは思わずともかわいそうというか、誰のことも信じられないからそういう振る舞いをしてしまうのだろうか、と寂しい気持ちになった。終盤でピーターパンとフック船長に「裏切らない保証はしないが、お前らと一緒にいてやる」と言うシーンがあって、いつか彼にも一緒にいたいと思う人や信じられる存在ができたらいいなあと思った。しかしところでやっぱりあの歩き方は体が痛くなるらしい。

巴御前

強いし好戦的なのにちょっとメンヘラなところがかわいいよ巴御前。イエヤスにぽいっとされ、マクベスとジャックによって二度も殺されてしまう不憫な役どころ。薙刀?と捌きがかっこよかったのでもっと殺陣で周囲をばったばたと倒すようなところを見たかった…!

ハンゾウ

徳川家に忠誠心を誓った隠密。数々の裏切りが巻き起こる中で徹底的にイエヤスを守り、イエヤス亡きあとはイエミツを主として戦う、今作には珍しい忠誠心の塊。イエミツがイエヤスと戦うとき、イエヤスがハンゾウに「手を出すな」と言うので、イエヤスが斬られそうになっても決して手を出さない。でもどうしても耐えられずに背を向けてしまうその瞬間に胸が痛くなりました。ハンゾウは強いから容易くイエヤスを守ることができるけど、それはイエヤスの意志に反することだから、「イエヤスを守ること」と「イエヤスの命令と尊厳を守ること」の選択に苦しんでいたのだろうか。主のためなら主の息子であろうとも躊躇わず斬る。その行動は悪だけど、その覚悟は悪なのか、難しいなと感じたところ。最終決戦でマクベスに斬られて苦しみながらもイエミツに向かって必死に手を伸ばす姿からも、最後に生き残った極悪人たちがイエミツに背を向けて立ち去ろうとする中で一人だけイエミツの側に控える姿からも、イエミツのために生きるという想いが伝わってきて、こんなにも誰かのために生きるハンゾウが極悪人であるというのは、なんとも切ない話だよなあ…と思う。

ぬらりひょん

そもそも妖怪が好きなのですごく楽しみにしてた!フランクで人間に興味がありそうなところが妖怪大戦争忌野清志郎さん演じるぬらりひょんに近いかなと思った。ゲゲゲの鬼太郎での緒形拳さん演じるぬらりひょんみたいに積年の思いがありそうなのも好きだけど、人間の欲望を眺めて寄り添うという部分を重視したと考えるとちょうどいいバランスだったのかな。ネバーランドを消すときが、モマのときのおじさんみたいに壮大なジェスチャーだったのでいつも楽しみにしていた。

マクベス

一度目の死では「これでやっと楽になれる」の思ったマクベスが、イエミツとの闘いで「こいつと一緒に生きたかった」と言って死ぬ。妻を死なせてしまった罪悪感でいっぱいで、自分が生きていることに対して絶望感のようなものを抱いていたマクベスが、イエミツと剣や言葉を交わす中で、自分の悪を受け入れて少しは自分のことを大事に思えたのかなと感じました。OPチェイスで二人が一瞬だけ目を合わせて頷きあうところが好きだったので、いつかあの二人が共に生きられるような、そんな世界になればいいなと思うばかりです。フック船長との「カブトオォムシッッッ!!!!」は何回見ても笑ってしまった。1回なかなかの絶景ポジションで見られたので満足。各地の千穐楽で鈴木さん宮崎さんからも一言があったのだけど、大阪で「息が続く限り『ありがとう』を言います!」と仰っていて、言葉を尽くすと終わらないから息を尽くすところがとても鈴木さんらしくて素敵だった。

【トクガワイエミツ】

鈴木さんのマクベスが毎回大きくうねりながら変化していったと表現するならば、宮崎さんのイエミツはゆっくり、でも真っ直ぐ大木のように大きくなっていくように感じた。演技を大きく変えることはなかったように思うけれど、ステージから伝わる熱量が日々増していって、見るほどに刺さるイエミツでした。マクベスに劇中で二度「そんな奴に王になる資格などない」と言われるイエミツ。一度目は何も言い返すことができず、二度目は「そんな男にしかなれない王がある」と告げるのですが、自分の弱い部分も受け入れてそれでも戦うと覚悟を見せた、最高に泥臭くて最高にかっこいいシーンで大好きでした。毎回変わる「今までにした悪いことシリーズ」が微笑ましかった。子どものイタズラにしてはスケールが微妙に大きくて、将軍の子ども感があった。笑

【ピーターパン】

めっっっっちゃかわいい!!!!!!!!登場一発目から最後までかわいい。かわいさとネバーランドから繋がるエモさがぎゅっと詰まっていた。箇条書き。

・足をだらんと伸ばして座って、リチャード三世が悪そうなやつらを数えだすところでキャハハ〜と笑うものの自分も数に入れられてムムっとなるところがかわいい

・「『おう(王)』ってなーに?」めっちゃ平仮名喋り

・イエミツがマクベスに皮肉(「おめでたいやつだな」)を言われたときにイエミツと一緒に嬉しそうな顔をしたり、春日局がイエミツの出生の秘密を打ち明けるときにヌルハチとフック船長はマジで開いた口が塞がらないのに、なんの話してるんだろ…というぽかん顔をしているのが子どもらしくて好き。でも春日局がヒデタダの子の首を絞めたと言ったときにようやく理解して、階段1段落ちて尻もちついてびっくりしていた。お尻を大事にしてね…と思っていたら地方では落ちなくなっていた。痛いもんね。お尻は大事(?)

・イエヤスと対峙したときのぷかぷか浮いているテイ。最初は上下運動のみだった(と思う)のに、徐々にお尻振ったり浮いてそうな擬音語を呟いたりしていた。

・動きが激しすぎるからか、ピーターパンのものらしき緑の繊維が視界をひらひらすることが3回ほど。たくさん飛んでるからね…。

・\ピーーターーパーーーーーン!!!!!/

ヌルハチとの会話がエモすぎる。1回DVDを見ただけなのにこんなにグッときてしまうから、本人たちや当時も見ていた人にとっては更に思い出深いものなんだろうなと思う。最終決戦でマクベスの手によってフック船長と相打ちになってしまうところがもう無理だった…今度こそフック船長の手で斬り落とされた左手が、また永遠の物語を繋いでいくんだろうな。

・リチャード三世に「黙ってそこに座ってろ」的なことを言われたとき、東京ではウン!てしてお口チャックしたりチャックしたお口をぷくーっとしていたお利口さん。地方では直前に遭遇した犬(の真似をするヒデタダ)に喜んで、わんわんわおーんのまねっこ。いずれもはちゃめちゃにかわいい。

・斬られたときにウッてなるんじゃなくてギャアギャアする。最終決戦で皆が力尽きて行く中でもジタバタ痛がるところの子供らしさが凄い。

そんな椎名さんは驚異の31歳。鈴木さんがラインライブで「ずっと鯛造さんと共演したくて〜」と仰ったときに(さん付け…?椎名さんて芸歴超長いとかなのかな…?)としか思わなかったくらいには若い。実際長いけど、普通に鈴木さんより年上だと知って!!!?!?!となった。あと「十年先までのビジョンあるから」と仰ったのかっこよすぎて頭打った。

【ジャックザリッパー】

キャラクターとしてのジャックは前述の通り、理解出来ない部分が多かったのだけど、キレのありすぎるアクションとダンスがあまりにもかっこよくて、もうどうでもいいかなって…。半年くらい前におきゃんなお嬢さん役の佃井さんを拝見していたのですが、今回のジャックは鎧武の湊ちゃんを思い出して変わらぬイケメン度合いに打ち震えた。ちなみにSPカテコで佃井さんが名乗るたびに細貝さんの「Jack the Ripper(めちゃくちゃ発音が良い)」を思い出していた。

【魔女② / マクダフ】

序盤でマクベスとマクダフの殺陣があるので古の特オタは死にました。むしろクライマックスが早すぎて自分が死んだことにも気付かなかった。マクベスの妻の話をするシーンで、マクベスから溢れる感情をひとつも零さないと言わんばかりにただただマクベスと対峙する姿が恐ろしくも美しかった。

【悪の秘密結社の大首領】

悪人であるというよりは悪であることに憧れを抱いていたという印象。人情に厚いし心は宇宙よりも広いので悪人感は薄い。悪の美学って正義より曖昧なものだと思うから、黒タイツと目指すところが違ってしまったのはすごく切ないところだった。黒タイツとヒデタダとピピが「イーッ!( ˙罒˙ )/」してるときに満足げな表情だったのとギャバンのフレーズが好きだった。

【フック船長】

東京公演のときの印象は「ピーターパンと戦い続けることだけを望む面倒みの良いおじさん」だったんだけど、今作の小ネタの元がいくつか入っているということで以前の社中さん作品『ネバーランド』を購入して見てみたらドツボにはまった。今作のフック船長の台詞で、手を斬り落とされたピーターパンに対して「大丈夫だ、私にも経験がある。ていうかそれ、本来は私の役目だったんだけどね」と言ったり、手が治ったあとは「お前にはちょーっと早すぎたってことだな」と言っていて、ピーターパンは「訳わかんないよ!」「なんのこと?」と答えるのだけど、その意味するところがネバーランドを見ることでわかりました。ピーターパンを守ることはネバーランドを守ることであり、永遠の物語を紡ぎ続けることであり延いては自分自身を守ることであるとわかると、フック船長の行動ひとつ台詞ひとつに重みを感じる。

個人的に「おそらくイエヤスがあそこにいるのだろう」の言い方がかわいくて大好き。両手でリズム取って喋るフック船長。あそこは非常に唐橋さんみがある。

あと色々あってヌルハチの手が上から落ちてくるときに、毎回違うところに転がるからピーターパンが自分で拾うかフック船長が投げ渡すかなんだけど、その阿吽の呼吸感が良かった。イレギュラーそうなところに落ちるとだいたいフック船長が拾うんだけど、最終日は客席付近まで転がったのと(恐らく)舞台袖に転がったダブルイレギュラー回で、フック船長大活躍でした。かっこいい…。

【豊臣ヒデヨシ】

ビジュアルがオチ。イエヤスの手下として蘇ったけど、ノブナガと再開して瞬速で寝返るのが潔かった。誰かを助けてとか戦った末とかじゃなくとばっちりで斬られておしまいだったのはちょっともったいなかったかな…戦闘要員じゃなかったからなのかもしれないけど。

【織田ノブナガ】

初見ではないんだけど、細貝さんのことは干支を言えないホスピタリティの塊なお兄ちゃんだと思っていたから度肝を抜かれた。声の厚み。

天下泰平のために世を統べる、平和のために自らを悪に置く。自己犠牲とまでは言わずとも、目的のために自らの命をかける姿に、たくさんの人が憧れたのだろうなと自然と感じられるノブナガだったなと思いました。そりゃあヒデヨシもウキウキ着いていくし大首領も惚れちゃうよ。

【徳川イエヤス】

シリアスさとおちゃらけのバランスが絶妙だった。織田豊臣から天下を奪い、蘇ってすぐに息子を斬り、日ノ本を焼き払うという極悪人ぶりなので、細々と笑いを挟みすぎるくらいがちょうどよかったのかもしれない。立派な天下人かどうかの下りはちょっと長かったかな…と思うけど。イエミツに渡す形見がチャンピオンベルトにしか見えなかったんだけど、あそこは笑いどころで合っていたのだろうか。そうりと一緒にそうりの時代に行ったあとのイエヤスを見てみたいなあ。大高さんも仰っていたけど、スピンオフやってほしい!笑

 

○推しが最高

本当に最高。改めてびっくりした。

今までの観劇で一番回数を見たのが今作で、ぶっちゃけこんなに見たら手紙に書くことなくなっちゃうのではと思っていたんだけど、全くそんなことなかった。言葉足らずできっと的外れな手紙ばかりで申し訳ないと思いつつ、たくさん貰っているうちの100分の1でも1000分の1でもいいから言葉にしたくて何度も書いてしまった。

マクベスと向き合うシーンについて「マクベスのために演技をしているから、お客さんに自分の顔が見えなくてもいいくらいの気持ちでやっていた」という主旨のことを仰っていて、そりゃまあファンなので顔は見たいけれど、あの熱量があったからこそ引き出されたマクベスも確かにあったと感じているので、それほどの強い想いで立った舞台を見届けられたことを嬉しく思います。

 

最後にどうでも飯田橋案件()なんだけど、大楽のあとに手紙とアンケート書いていたら「もうすぐ会場閉めます〜」って言われて急いで出ようとしたら、目の前で大扉閉められてしまって後ろにいた係員さんたちが「ああああ…………wwww」ってなっていたので、最後に笑いを提供できてよかったです(?)(早く帰りましょう)

 

 

次に推しさんの舞台が見られるのは3月!それまでお仕事がんばります。

推しとオタクにまつわる50の質問に答えてみました


推しとオタクにまつわる50の質問〜文字通り自問自答〜 - 熱烈歓迎ワンダーランド

 

バトン懐かしい世代なので、やってみたくなってしまいお借りました〜ありがとうございます!自担編もやりたかったけどプレとかの文化がないので推しだけ。

 

1.推しを知ったきっかけは?

某ヒーローものです。日曜の朝のあれ。

 

2.推しが気になったきっかけは?

歴代の中でも特にその作品にドハマりして、出演者全員のブログを全部読んだときにギャップがすごすぎて目が離せなくなりました。

 

3.推しを推そうと決めた理由は?

出会いから数年後、自分でお金を稼げるようになってその人の出演する舞台を観に行ったとき。初めての観劇で良し悪しなんてわからなかったけど、この人が舞台上で伝えてくれるものをひとつでも多く受け取りたいと思ったから。

 

4.推しを聞かれて答えられる?

特に隠してもいないので前のエントリー見れば一瞬でわかるけど、推しはエゴサの鬼なので名前は出しません。出演作でサーチかけられてたらおしまいですけど。

 

5.推しの宣伝はしてる?

オタク友達にはしてる。でも推しの話してるとき脳みそ溶けてるから宣伝になっているかは不明。


6.推しを大切な人へ紹介したい?

母親には紹介済みです。え?そういうことじゃない?


7.推しはどんな顔?

えっどんな顔!?どんな顔だろう………パーツははっきりしているほうだと思います……。好きすぎて冷静な分析ができない。


8.推しはどんな声?

よく通る声をしている。出世作が元気も元気な役だったのでその印象が強そう。でも1番好きなのはローテンションなときの声かも。


9.推しはどんな手?

大きい!まあ男性としては平均的かもしれないけど…。親指が特徴的です。


10.推しはどんな体型?

身長は高い!痩せ型で腰周りとかも華奢


11.推しは表情豊か?

豊かです。心を開いた人といると特に顕著。共演者さんとの写真だとわりとキメてるんだけど(かわいい)、お友達の俳優さんとの写真だとオラオラしてたり変顔したりぽへっとした顔になっている(かわいい)。先日なぜかご友人との写真で白目剥いてるやつがTwitterに上がっていて、めちゃめちゃかわいい〜!世界で1番かわいい白目!と言っていたら友人が引いていた。ごめん。でもやっぱり何回見ても世界一かわいいので………。


12.推しは恥ずかしがり屋?

それはもう超絶…恥ずかしがり屋さんというか緊張しいで、よく「心臓が痛い」とか「吐きそう」とか言う。かわいい。しかし舞台に立つと全くそう見えないところがすごい。


13.推しは素直?

あんまり嘘をつくのは得意じゃなさそう。


14.推しは秘密主義?

隠してるんじゃなくて言わないだけ、って感じかな?いやそれは言えないかな〜って言ったことを半年後くらいにしれっと言ったりしているので基準が謎。ヤンチャしてたときの髪色の写真は墓場まで持っていくらしい。


15.推しはおしゃべり?

緊張してると置物だし、お酒を飲んで緊張がほぐれるとおねむになっちゃう。かわいい〜!その間にうまく収まると饒舌になりそう。でも加減むずかしいよね。


16.推しは運動神経いい?

野球少年だったし殺陣もこなすから悪くはない。もりもり運動しているのは見たことない。


17.推しは人見知り?

とても。稽古始めの写真を見て「友達がたくさんできますように…」と祈るのが恒例。別に友達をつくりに行ってるわけじゃないけど仲悪いよりだったらね。


18.推しは友達が多い?

多くはないと思うけど、仲良い人とはとても濃い関係を築いている。


19.推しはセンスがいい?

洋服は…物持ちがいいですよね…。お酒のセンスは良いと思う。言葉選びのセンスはめちゃめちゃ良い。良いというか好き。

 

20.推しの好きなものは?

お猫さま、お酒、ゲーム、酢の物


21.推しは写真写りがいい?

どうなんだろう。グッズの写真はいつも最高だけど、オフショット系については良く写ろうという気概をなかなか感じません…。気概がなくてもかわいいからオールオッケーですが。


22.推しは涙もろい?

どうなんだろう。舞台の上だと泣きますよね。公演を重ねるごとにのめり込んでいくのか、涙を堪えるような表情が増える気がする。年度頭の舞台の千穐楽挨拶はぼろぼろ泣いていたのでつられてぼろぼろ泣いた。


23.推しは偏食?

栄養バランスはわからないけどお酒大好きなので肝臓のことを労ってほしい。


24.推しはSNSやブログを活用してる

Twitterとブログをやっているけど、気まぐれ更新です。気まぐれに慣れすぎているので、楽日の翌夜に文のみのツイートをしただけで「すごい!よくできました!100点花丸!ノーベル文学賞!」という気持ちになることもある。ああでもエゴサの鬼だから活用していると言えば活用している…のか…?


25.推しの仕事面ではどこが好き?

至ってシンプルに演技。役作り!本読み!がんばるぞ!ということを表には出さないんだけど、演じているというかまさにその人を生きているという雰囲気が好き。


26.推しのオフ面ではどこが好き?

演技してないとき、ということでいいのかな。

ご自宅のお猫さまにめろめろなところ。ご家族と仲が良いところ。時間があるとやたらめったら歩いて移動しちゃうところ。ザルでもないのにザルかのようなペースで飲むところ。緊張ゆえなのか、身振り手振りで話しがちなところ。などなど。


27.推しに手紙書いたことある?

あります。

 

28.推しに最初に出した手紙は?

初めて舞台を観に行ったとき、かな


29.推しに1番最近出した手紙は?

数日前に舞台の感想


30.推しへの手紙のポイントは?

読んでないと思っているからわりと好きに書く。観劇後のテンションだから同じこと書いたりするし、泣きすぎて字が汚くても出しちゃうけど、絶対ネガティブなことは書かない!『○○なのかな…?と思っていたけどそんなことなくて△△でした!とっても良かったです!』くらいは良しとしています。

 

31.推しにプレゼントしたことある?

あります。

 

32.推しに最初にあげたプレゼントは?

便利グッズみたいな…?


33.推しに1番最近あげたプレゼントは?

ノーコメントで………


34.推しへのプレゼント選びのポイントは?

こっちが聞きたい(切実)。


35.推しへ次にあげたいプレゼントは?

なにあげたらいいと思いますか?(切実)推しさん、何がほしいですか?(切実)


36.推しと接触したことある?

あります。


37.推しとの接触は緊張する?

めちゃくちゃする。並んでるときから緊張しすぎているので、本人を目の前にする頃には力尽きてカオナシみたいにア…ア…………って言ってる。

 

38.推しとの初接触は?

舞台の特典


39.推しとの1番最近の接触は?

イベント お互いにアルコールが入っていたので脱・カオナシに成功した貴重な1回

 

40.推しとの接触で心に残ってる思い出は?

お互いめちゃめちゃ緊張してぼそぼそ喋っていたら隣にいた先輩役者さんが超絶怒涛のハイテンションで盛り上げてくれた(?)こと。


41.推しとの次の接触でしたいことは?

アルコール無しでも人語を話せるようになりたい。


42.推しの発言で心に残っているものは?

ただいま

 

43.推しのために心がけていることは?

推しのおたくにやばいのがいると思われないようにすること。身だしなみとかマナーとか発言とか。顔は変えられないけどメイクとか体型は見苦しくないようにしたい。あとアンケートのある舞台だったら絶対に書く!


44.推しを推し始めて自身に変化はある?

別に推し歴が長いわけじゃないけど、推す前の自分がどうだったか思い出せません。ただ季節の変わり目に風邪ひきマンだったのが治まった気はする。推しは百薬の長。


45.推しのことを考えるとどんな表情になる?

たぶんにやにやしてる。先日は推しの舞台の中日に友人がついてきてくれたんだけど、友人の開いたパンフレットに推しを見つけてぎゃああとなった(前日まで散々見ていたのに)。


46.推しのことはどんな風に好き?

 いろいろ。ちょーかわいい!!赤ちゃんだっ!!というときもあるしはあ…………リアコ……………無理好きけっこんして………、となるときと逆に絶対にこっち見ないでほしいとき(カテコなど)があるし存在に圧倒的感謝…(拝)というときもあるし、は〜〜ばかだなあ〜〜でも好きだなあ〜〜〜というときも、なんでこんなに好きなんだろう………というときも、感情が一周してばか!!!!!きらい!!!!!!!となるときもある。

 

47.推しのこと好きだなあと思う瞬間は?

脳内に推しの要素があるときはいつでも好きだなあと思っている(感情が一周していなければ)


48.推しは心の支えになる?

推しの舞台のチケット代のため、と思わないと朝の布団から出られません。社会人としての振る舞いができるのは推し(と自担)のおかげです。

 

49.推しは心を安定させてくれる?

ここまで読んだ奇特な方はもうわかるかと思いますが安定はしてないかな…。我ながらジェットコースターに乗っているみたい。

 

50.推しへ伝えたいことは?

いま存在が尊いのターンなので伝えたいことないんですけど 、先日までの猫可愛がり ターンのときは(たくさん食べてよく寝てすくすく育ってください……)と思っていました。

 

 

楽しかった〜!数日したら恥ずかしくなって消しているかもしれないけれど!

2017年の観劇振り返り

2018年の現場初めも気持ちひと段落ついたところでようやく昨年の振り返りをしてみます。観劇のみ。

 

1月

Johnnys' ALL STARS ISLAND

自担は途中からの参加でしたがどうにか参加後に見に行くことができました。途中参加ということを考えるとだいぶ出番が多かったのではないかな?東京1ヶ月公演〜大阪公演〜ジャニアイのハードスケジュールお疲れさまでした!やはりCALLがかっこよかった!ケンタッキーゲスト回でした。

2月

さらば俺たち賞金稼ぎ団

二年半!!!!二年半ぶりに生で見る推しです!!!!!!!!!!!!!!!!(アフタートークゲスト)

ぶっちゃけアフタートークのことでそわそわしすぎていたんだけど、難しいこと考えなくても楽しめたし、東映育ちにとって見覚えのある人が多すぎて同窓会か???となる。

アフタートークの推しは緊張を周囲に伝染させていて最高でした。私も手汗が止まりませんでした。おかえりなさい!!!!!!

3月

Endless SHOCK

 若手がまた大きく入れ替わって、新しい空気感もあり、変わらぬ世界観もあり、何度見ても最高に楽しい!年度末の風物詩としてこれからもシーズン毎に一度は見たい。

4月

滝沢歌舞伎

人生で一度は見てみたいと思っていて、ご縁があってお譲りいただいて見てきました。ジャニーズらしいかっこよさとジャニーズらしいトンチキさが目一杯詰め込まれたエンターテイメントな時間でした。他ジャンルオタクの友人に「光るセグウェイに乗って横一列になって出てくる」って言ったら言葉を失っていた。花道見えないな〜と思っていたらテレビがあって文明のパワーすぎてびっくりした。

5月

サクラパパオー

敬三さんが神さまみたいだった。あの台詞の詰め込み具合を任せて任されるやしきさんと敬三さんの信頼関係よ…。やしきさん演出の敬三さんって、このために生まれてきたんじゃないかと感じるくらいぴったりはまっていて素敵だなあと思う。塚ちゃんはだめだめな男だけどとっても優しくて、泥臭くもどこかおひさまのように暖かかったです。

笑えるところたくさんだったしそもそもたくさん笑える!みたいな触れ込みだったのに、最後どっと泣いてしまって自分でもびっくりした。帰るとき、今までより少し上を向いて歩けそうな作品でした。

宇宙戦隊キュウレンジャーショー

観劇、なのか…?わからないのだけどこの時期はBN団のお話でした。ベタだけど涙腺にがつんと来るやつで、あとで脚本がPMC野郎の吹原さんだと知ったので2018年はPMC野郎の作品も観てみたい。

6月

SECOND CHILDREN

推し復帰作!!!!!!!やったああああああ!!!!!!!おかえりなさい!!!!!!!!!!

俳優おたく見習いは、発表から公演まで二ヶ月足らずという事実に面食らい、数々の後出し特典に面食らい、まだ有給が発生していないことを嘆き悲しみながら定時ダッシュ(定時から開演まで30分だったので上京したてマンは電車を諦めてタクシー。結局渋滞に巻き込まれて麻布十番駅の手前から自力で走り開演約30秒前に着席。)をしたり、特典に釣られて休日はブルーシアターの椅子と化したりしていた。

主軸は平賀源内と家族と杉田玄白の話なんだけど、麓郎と奏雪の話でもあり、兔杏と甲斐彦の話でもあり、山海丸と空樹の話でもあり、目一杯詰まった3時間半だった。公演前はいやいや休憩込み3時間半は(座席的な意味で)長いわ!!と思っていたけど、あれ見てしまうともうみんな大好きになってしまって、どこか削ればいいのにとか言えなかった…(でも相撲とか歌舞伎のくだりは少し削ってもよかったかな………まあおじさんたちが楽しそうだったから良いのだけど)。

見ることができた三公演では毎回めちゃくちゃ泣いてしまった。初回はもう推しが舞台に立っているという現実だけで泣くしアフタートークでも推しが喋ってる〜〜と泣く。二回目ようやく少しずつストーリーが入ってきて泣き、推しの演技に打たれて泣き、徐々に伏線にも気が付いて泣く。三回目は椅子に座ったら終わってしまう〜〜〜とか劇中歌の選曲が最高〜〜〜とか推し〜〜〜とかもうしっちゃかめっちゃかで延々と泣きすぎて手足が痺れてスタオベ立てなくなりかけた(やばい)。ド頭の台詞が推しの2017年の決意でもあったのずるすぎる。泣かないとか無理。私の人生を変えた作品と偶然にも繋がっていたのも勝手に運命感じてしまった。

平賀源内の話なので推しは主演じゃなかったんですけど、主演の萩さんがいつも推しとヒロイン(という立ち位置でいいのかな?)の子をいつも最後に残して真ん中から帰らせてくださっていて本当にお世話になりました………(?)もう萩さんに足向けて寝られないのでどこにいるか教えてほしい。

後の二作と同時公演だったので千穐楽では各作品の演者さんが乱入していたんだけど、自称フランスのちょうちょや黒子見習いのしゅーすけくん、殺陣型ロボットなどがでてきた。これでも三作品の中では1番おとなしかったと思う。

GOOD-BYE-JOURNEY

\この場所が!春だーーー!!!/

ジャンヌ・ダルクのお話。ちょうど半年くらい前にここで彼女を待っていたなあ…と少し感慨深くなった(クロスハート)。英雄としてだけではない、一人の少女としてのジャンヌが文音さんにぴったりだったなあ。神父さんだと思っていたら神さまだったと判明するシーンが好き(しかし文字にするとネタっぽいな…?)。

千穐楽だったので、推し含めてセカチルメンバーが何人か乱入してはしゃいでいていてかわいかった。なぜみんなで長渕剛を歌ったんだ。

枯れるやまぁ のたりのたりとまほろばよ あぁ 悲しかろ あぁ咲かしたろ

戦国武将の名前全然覚えられない。複数の人間関係が同時進行で進むけど、意外とそっちは訳わからなくならなかった。谷口さんや田中良子さんは三作品とも出演なさっていて、特に田中さんは全部雰囲気の違う役どころで見応えがあった。谷口さんは2/3で人を殺しそうだった、というかまあ殺していた。

観劇してる場合じゃねえ!事案があったのだけど、佃井さんの茶々が可愛いらしすぎて観劇中は忘れていた。千穐楽のアドリブが激しすぎて出演者さえ笑いを堪えられなくなっていて楽しそうだった。なんかジャンヌ出てきたり、ゆづくん出てきたりした。

7月

レ・ミゼラブル

キャストの組み合わせに悩んだまま1枚も取らず公演が始まってしまいましたが、ばっちアンジョの回の当日券チャレンジに成功しました。始発から電車を数本逃してから向かったらラスイチでした。B席だと4000円で見られるって知らなかったので本当にいいのか…!?立ち見だったりするんじゃないのか!?という感じでしたが、補助席だったけどふわふわの椅子がご用意されていました。ただ謎の隙間みたいな場所で少し暗かったので開演前と幕間に寝た。

レミゼって小学生のときに本で読んで以来ほぼ触れてこなかったんだけど、さしてストーリーが難しすぎることもなくてよかった。そして誰も彼も歌が上手い。素人耳にもわかる。オーディションやレッスンをしっかりしているだけあって、どの歌を聞いていても誰が歌っていても心配やストレスが全く無い!

いや〜〜〜そしてなによりばっちかっこよかった!!!!数日前に推しさんも観劇してて、終わったあと楽屋でずっと正座してしまってたそうなんだけど(かわいい)、わかります…てなった。スタイルもいいから帝劇のゼロ番が映える!スト時代に自分は歌を歌っちゃいけない人だと感じたことがあったそうなんですが、そこで諦めることなくたくさん練習したんだろうな〜と思って感動しました。先日また歌を生で聴く機会があったのだけど、さすがでした…。帝劇俳優様…。

B-PROJECT on STAGE 『OVER the WAVE!』

 友人の推しが出ていたので一緒に見に行きました。れおちゃんダンスうま〜となりました(本職ですので)。しかしれおちゃんピンクのウィッグ似合わなすぎてびっくりした。ひらまきくん演じるトゥンク氏(と勝手に呼んでいた)がばつぐんにかわいかった。天才。

なんだか公演前から様々な角度で燃えていて、大丈夫なのかと思っていたけどハードル下げまくったからなのかそんなに…という感じでした。まあ音響は最悪でしたが。あと客席めちゃめちゃ寒くて膝に掛けていた上着をずり上げて包まっていた。次の銀劇通いに活かせたので良しとしますが…。

お見送り回だったんだけど、友人の推しもトゥンク氏もいない回って書いてたからざんねんだねえ〜と階段降りてったらトゥンク氏がいて、びっくりしすぎてコケた(お見送りキャスト変更になってたの知らなかった)。

8月

モマの火星探検記

いこたんが出るからなのかキャスト先行の東京公演分が全滅して死ぬかと思った。そのあとPG先行に突っ込みまくったらダブりまくってまた死ぬかと思った。どうにか必要分を確保してから公演を迎えられて本当によかった…。あ、嘘、初日は当日まで無かった。

ストーリーがめちゃくちゃ好き!どのくらい好きかというと、台本を買って何度か一人で公演しているくらい好きです。まっすぐでちょっぴりやんちゃなみんなのリーダー・ユーリと、夢に向かってまっすぐ進む、明るくてちょっと抜けていてみんなに愛されるモマ、二人の想いが時間を越えて繋がる少し哀しくも優しいお話でした。宇宙を舞台にしているから、銀河劇場とサンケイホールブリーゼでやるのにもってこいな演目だなあと思いました。そして親子のこと、国のこと、夢のこと、色んなことを考えられるお話でもありました。

キャラクターもみんな魅力的で、無邪気でまっすぐな子供組、明るく仲良く希望に満ちた宇宙飛行士組、仕事に真摯でだけどちょっとお茶目な地上勤務組、不器用でユーリとぶつかることもあるけど誰よりもユーリのことを大事に思っているお母様と保安官のおじさん、子供のまま大きくなったような純粋さで、ユーリの背中を押してくれるおじさん、見れば見るほどみんなのことが大好きになった!そして個人的にはタケミツ船長がめちゃめちゃ好きでした…大人の男性…正座姿が美しい…ビンタしてほしい…(アウト)。

初演をまだ拝見していないのでどこまでそうだったのかはわからないのだけど、推しの台詞に当て書き感があって毎回そこで泣いた。そのシーンはちょっとした笑いどころでもあって、最初は笑っていたんだけど三回目くらいから泣いてしまうようになった。後半の言い合いするところも、想像込みで推しに重ねてしまって更に泣いていた。最終日とか殊更に泣くの耐えているような表情だったなあ…。社中さんて序盤で登場人物が次々に舞台上を駆ける演出を使うことが多いように思うんだけど、後半公演はもうその辺から泣いていた。思い返すと本当にやばい。絶対隣に座りたくないな。

9月

さよならヨールプッキ

ジャニーズで数々のトンチキ舞台を体験してきたはずなのですが、全く歯が立ちませんでした。言いたいことはわかるんだけど、何が起こったのかは全然わからない。友人にストーリーを説明したら「何もわからねえ…」と言われた。しかし推しの演技が好きすぎて入るたびに泣いていた。

終演後、ロビーで必死に手紙とアンケートを書いていたら共演者さんのファンの方からCDをいただきました。これが布教活動…!推しのブロマイド配ればよかった〜〜〜

Johnnys' YOU&ME ISLAND

 基本的に自担定点カメラなんだけど、さなぴーの「我がドイツ軍は!!!」が最の高でした。なんでこんなに最高なんだろうな?!あとハイBの新曲がシャブでした。ハイBの曲は全部合法シャブ。ステフォ第二弾発売日だったので無事に二種ともゲットできてよかった!

10月

 そもそも現場が柿フェス前夜祭のみ。何して生きてたんだろう…?

11月

八百長デスマッチ

勢いがすごい!台詞の量が鬼!な二人芝居。

アフタートークでやしきさんが、「この二人だからできる作品」というようなことを仰っていて、一見めちゃくちゃ力技っぽいんだけど(笑)、それぞれの技術や熱量に差があると成り立たないけれど同じような役者二人ではできない、絶妙なバランスの上にある作品だなあと感じました。わたしはシンメ厨じゃないからできないけど、見る人が見ればシンメ論とか書けそう。

そもそもいい歳したお兄さんたちがぴっかぴかの1年生という時点で面白いし台詞のかけ合いも抜群のスピード感だし小学生の無邪気さと大人のシュールさで初めから終わりまで一瞬で駆け抜け…るはずだったんだけど、何故か最後に泣いてしまった。勝敗がつかない世界の方が面白いこともあるよね。じゃんけんであいこが出続けたあとに勝敗が決まったときに、勝ったほうもちょっと寂しくなっちゃうような感覚に似ているのかなーと思いました。

途中で突然、客席も舞台裏も使ったかくれんぼだか鬼ごっこだかをしたんだけど、大村さんが途中で酸素吸入しだして笑った。思う存分吸入してほしい。ていうか敬三さんにも吸入させて…まじで…。

公演前にまっきー他、柿の劇団員さんが場内練り歩きで販促していたのでまっきーの顔を拝んだ。お財布まで出したのに声かけられなくて結局終演後に買いに行ったんだけど、まっきーの接客にぶちあたってしまった。顔がいい!!!(身も蓋もない)

KING OF PRISM -Over the Sunsine!-

ブタキン。煌きを浴びてきました。みりんくん歌うますぎてもはやちょっと引いた…嘘です素敵でした。シンくんがまさにアニメから飛び出してきたようにシンくんで、二次元の推しと三次元がこれだけぴったりはまったら嬉しいだろうなあと思いました。ユキ様がハイタッチしてくださったのだけど、終演後に合流した友人に「わたしなんてアイアの壁なのにハイタッチしてくださって…(最後列だったので)」って言ったらめっちゃウケてたのでよかったです(?)

宇宙戦隊キュウレンジャーショー

シシレッドオリオン登場回!公演前に隣のちびっこから話しかけられ続けて和んでいた。ポップコーンも貰った。わたしはガルさん推しです。

12月

何者

どうにか見切れを獲得して見に行きました。大学生二年生の頃に原作を読んで、もう絶対読まない!って決めた作品だったんだけど、就活を終えた立場としてもう一度作品に触れてみてよかったです。あんなにしっかり就活してないけど。

就活ってダウトみたい、って顕嵐ちゃんが演じる中で言うけれど、嘘をつくことの是非は別としてその嘘に飲み込まれてしまうともう戻ることは難しくて、だったらどうするのか?うまくコントロールしていくのか、嘘つかなくてもいいくらい頑張ってみるか、そのままでぶつかってみるのか。難しいですよね(投げ)。

個人的には光太郎に共感したかな。わたしも就活自体はわりと短期間でぱっと決まった方で、だけど自分になにかがあるとも思えていないので、内定を貰ったあとの光太郎の想いが痛いくらい伝わった。

顕嵐ちゃんの、後半に向けてがらがらと足元が崩れていくような演技に圧倒されました。感情をダンスに載せるのも上手で、さすがだなあと思いました。良い意味で見ていてしんどい。

ながつの演技をきちんと見るのはごじくじ以来?飄々としているけど理香のことを大切に思っている様子が端々から伝わってきて良い子だ〜と思った。あと脚が長かった…。上から見ているのに脚が長いってよっぽどじゃないですか!?

太陽のかわりに音楽を

フォロワーさんが何者と同じ日に見たそうで、あらちか〜〜〜;;となっていて興味がわいたので当日券で滑り込んできました。

ちゃかちゃんはなまる可愛いでした…。エレベーターのくだりが最高だった。大事なものに一生懸命なトロイくんとカテコでほにゃほにゃしているちゃかちゃんのギャップにやられてTシャツを買って帰りました。ちょろ。

asiapan

1年にこの1回しか観劇ブログ書いていないというズボラさが浮き彫りになるわけですが、そのズボラがブログ書いちゃうくらい楽しかったんだなと思っていただければ成仏できます。


asiapanが素敵だった話をしたい - 日進月歩

IWGP S&D

 観劇納め。キングを崇拝する原作厨なので、脚本家とは殴り合わなきゃいけないラストでしたね…。いやほんとキングのあの姿を見て許さないから敵をぶっ潰すってなるのおかしくないですか????????キングが自らの身をもって憎しみの連鎖を断ち切ろうとしたところにこれですか????ハ????????ということでラストシーンは無かったものとします。ちゃんちゃん。

ということで別の話をします。大音さんが磯貝だったの最高〜!人当たり良さそうにしながら池袋の子供たちを見下して、その見下している子供たちに足元を掬われる大人がばっちりはまってた。当日券のキャンセル待ちで入ったから公演前のダンスバトルは見られなかったんだけど、本編でもダンスはたくさん見られてわくわくした!大野くんの歌も堪能できて、ストーリー以外は大満足できました(根に持つ)。

 

 

2018年の目標

気になった舞台は積極的に観に行く

そのためにお弁当つくるなどして節約する

推しが舞台に立っているというだけで泣かない(推しも、お休み云々の話は2017年でおしまいにすると言っていたので)!