日進月歩

文章を書く練習

野良の秘密基地

6月24日、25日。劇団『おぼんろ』さんを始めとする役者さんたちによって『野良の方舟』という物語を紡ぐために、とある場所に造られた『野良の秘密基地』。

そこへ遊びに行ってきたので少し思い出話。野良たちに許可もらってないので写真は無いです。万が一、写真探して辿り着いた野良がいたらごめんね。というかそもそも遊ぶのに夢中で帰り際に撮ったやつくらいしかない…。

 

新宿駅から1時間〜1時間半ほど電車に揺られ、最寄りの藤野駅を出ると野良動物たちに出迎えられました。「招待状どうぞ〜ここを真っ直ぐ行ってね!」「ここ降りたら左だよ」「じゃんけんに勝ったら通してあげる!」などなど、土曜日は雨にも関わらず晴れやかで賑やかな、日曜日は暑い陽射しの中で爽やかなお出迎え。天気、足して2で割ればちょうどよかったのにな〜道案内の野良たちお疲れさまでしたありがとう!

廃墟の地下を改造して造られた基地に入るときに、日本円をノラという貨幣に交換して、ノラとしての名前をつけたらあっという間に野良動物たちの仲間入りができます。猫耳をつけて、野良猫ハルのできあがり。

基地の中にはお店が並び、巾着袋に入ったノラが動物の耳やフェイスペイント、たこ焼きやポップコーンやジュースやお酒に姿を変えていきます。地元の方のパン屋やアクセサリー屋もあって、さながら学園祭のよう(ほぼ経験したことないのでイメージですが)。野良動物たちによる歌やダンスやお芝居などのパフォーマンスタイムや、彼らと交流をすることで進められるスタンプラリー、みんなの願いごとを書くスペースや、ペコ姐さんによる占い(マジでよく当たる)まである。スタンプラリーには不思議な仕掛けもあって、完走するといたずらっこなネコやハムスターと犬のおまわりさんの攻防を見ることができて微笑ましかったし、楽器隊とは一緒にセッションしたり歌を教えてもらったりもした。カスタネットみたいな何かをみんなに合わせて叩いただけなのにみんなめちゃめちゃ褒めてくれて新入り野良はとてもご機嫌でした。1人で餅を食べていたりジュースを飲んでいたりすると「それなにー?おいしい?」と声をかけてくれたり、スタンプラリーでよくわからなくなっていると「全部集まった?なにか探してる?」と手を差し伸べてくれたりと、みんな気さくで暖かくて、末原さんが子どもたちから感銘を受けたという「そこにいたから(友だちになった)!」という言葉がここにはあるんだな〜と実感した。

こんなふうに物語以外の時間もあっという間に過ぎていく、というよりも秘密基地にいる時間のすべてが物語の一部。1日目の夜はみんなで歌を歌って、2日目の夜はキャンドルセレモニーも行われて、僅か2日間の秘密基地は閉幕。でも、月を見ればクロを思い出すし、道ばたの猫を見ればみんなを思い出す、そんな暖かい2日間でした。末原さんが「火は分けると増えていくから好き」と話していたけど、物語も同じで話せば話しただけ増えていくし、それぞれのものにもなっていくから素敵だなあ、と蝋燭の光の中でクロの物語を聞きながら思った。

子どものときにこんな場所があったらな、と思ったけど、きっと子どものときは至るところが秘密基地だったから、大人になった今こそあの場所が輝いたんだろうな。またどこかの秘密基地で、それ以外の場所でも、みんなに会えますように。

 

物語『野良の方舟』の感想は、またあとで。

 

キャガプシー ネズミのこと

http://www.obonro-web.com/15

 

この数日後に2回目のキャガプシーを見てからずっと、ネズミのことを考えている。自分はネズミに対しての想いを発するときにいつも『好き』と言っていたけれど、違うなとも思ったので、まとまらなさそうだけど文字にしてみる。

 

ネズミは、自分が幸せになることを諦めながらもどこかでは諦めたくないと思い、しかしその思いと向き合うことから逃げていたのかな、と思った。

汚れたような茶色の服を身に纏い、「色なんてどうでもいいだろ」と言い、世界を「どんよりとしていて憂鬱になる」と表現しながらも、ネズミが色をつけたウナサレは様々な色を持っていた。ツミと出会ったときに「色なんて、なくてもいいだろ」と言い、「依頼主(ツミ)はどのみち色なんてわかりゃしない」とも言っていたネズミがしかしそうしていたのは、ツミの言う「色は心」を信じたいと思っていたからなのか。自分のためにとは色をつけられないけれど、最後に絵の具の缶に顔をくっつけていたように、いつも色を確かめながら、ウナサレやその他のキャガプシーたちに想いを託すように色を塗っていたのだろうか。ツミが「いっとう好き」と言った水色を最後、自らに塗り「世界は綺麗だ」と言ったのは、ウナサレと向き合ったことで自分の気持ちとようやく向き合うことができたから、自分のために行動してみようと、世界は綺麗だと信じてみようと思ったのか。

ネズミは、怒りを力にして、穢れをなくして世界を変えることで救われたいと思っていたけれど、ネズミの本当の部分であるウナサレは、愛を力にして、自らが変わることで世界を変えたいと言い、ツミやトラワレを確実に変えた。トラワレが、10年共に居たネズミとは最後に道を別れてしまうけれど、「ネズミの本当の部分」でもあるウナサレとは心を通わせることができたのは、希望もあるけれどとても切ないことだったなと思う。

 

考えれば考えるほどネズミに対する感情が何なのかわからなくなっていく、ということがわかった。また考えたら追記なり編集なりする、かも。

キャガプシー 雑感

葛西臨海公園を奥に奥に進んでいくと、ふと現れるテント
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 中に入ると劇団おぼんろ『キャガプシー』の物語の世界がありました。

 

http://www.obonro-web.com/15

 

語り手の高橋さんに席を提案していただいた(自由席)のでそのまま着席、というか着座。なんと座布団。開演前は演者さんたちがお客さんに声を掛けたり写真撮影に応じたりしていて新感覚だった。あと飲食可だったからポップコーン売ってて、食べてる方に「ほんとに買ってる!」「歯に挟まるから気をつけろよ!!!俺は騙されないからな!!!」などと絡んでいらっしゃって自由だった。開演前の末原さんの「暑いとか寒いとかありますか?…あってもなにもできないので!自分のことは自分でやっていただいて!」気遣いと突き放し、飴と鞭。※一応膝掛けはいくらか準備あるみたいでした。

公演前にちょっとした導入があったんだけど、もうその導入から新感覚でがっつり掴まれてしまってそこから最後まで駆け抜けていった。

 

公演についてはネタバレしない程度に…

 末原さん演じるトラワレの、喜怒哀楽でいう『哀』の感情がめちゃくちゃ刺さった。哀しみを哀しみとわからないキャガプシーの、しかし確かに哀しみであるその感情が、ウナサレと出逢ってぐちゃぐちゃにかき乱されて変化していく様子が圧倒的だった。そしてスタイルがめちゃめちゃ良い。目の前に倒れてるとき呼吸してて(それはそう)、頭ちかちかした。高橋さんのウナサレも純真無垢そうで、でもわかっていることもある絶妙な部分が成り立っていてもどかしかった。少しずつ人形が完成していく様子もわたしはひとつしか気付かなかったけどあって、たぶん他にもあったのかな。わかばやしさんのツミは歌がとてもよかった、1回はまさに目の前で見ることができてますます心に刺さった。あとネズミの正体を知ってしまったときに一旦抑え込むところが痺れた、あそこ一旦持ち直すんだ…と。さひがしさんのネズミは、ネズミ!!!!まじで!!!!ここが!!!!1番!!!!衝撃でした!!!!!ネタバレなってしまうから言えないけど、はーーーーーずるい………絶対に好きになれないと思ってたのに最後後頭部がつんとやられたような衝撃に涙止まらなくなってしまってもうずっと明転しないでほしかった。昨日の開演前のわたしへ、ハンカチは出しておけ。

 

セットもすごかった。まず駅から会場まで導いてくれる道々のキャガプシー。そして原っぱの中にそびえ立つ大きなテント。10日ほどで公演が終わると撤去されてしまうということも相まって、まるで魔法みたい。中に入ると10〜20脚ほどのパイプ椅子とたくさんの座布団。テントの壁には傘がつるしてあったりジュロコロがいたり。なんと道々のキャガプシーやテントの布はお客さんから募集したものらしい。優しい世界。中央の大きな布は公演の中で形を変えていくけど、主張しすぎずいつも自然にある。客席の前後左右も舞台なので、座る席によって見える景色ががらりと変わりそうで、末原さんも「どこが良い席なのか、私たちにもわかりません」と仰った意味がわかりました。ぶっちゃけ「次見るならあの辺で見たい」というのはあったのだけど、たぶんそこで見たら「次はあっちだな………」というのが生まれる。無限。拝見したのは夜公演だったので暗くなるにつれて灯る明かりが幻想的だったのだけど、暗転し得ない昼公演も魅力的で気になる。

 

あと物販で電子マネーもクレカも使えますよ。天才的で財布の紐が消えますね。

 

いま、昨日までの自分とまだキャガプシーに出逢ってない人全員が羨ましい。それくらい素敵な出逢いだった。

とりあえず1度、行ってみてほしい。来週末までの魔法です。

焔の命 観劇雑感

オフィス上の空プロデュース 火遊び pray.08

火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」

5月11日(金)19時公演

公演後、物販にいらっしゃった脚本・演出の松澤くれはさんに「いま全然感想うまくまとまりません…………」とお伝えしたら「あとでSNSにでもぜひ!」と仰っていただいたのでよ〜し書いちゃうぞ〜!と思ったのですが、ツイッターに書けるテンションじゃなかったので久しぶりにブログを書きます。しかし結局全然まとまっていない。

楽しかったとか、観てよかったとか、そういうことを軽々しく言えない、でもたくさんの人に観て色んなこと考えてほしかった、そんな作品でした。観た人がどんなこと考えたかすごく気になって、観劇してからずっと「焔の命」でツイッター検索してるし引っかかったブログ全部読んだ。関係者か。

 

 https://uwanosora-hiasobipray08.jimdo.com

 

国内最大と言われたテロを取材するノンフィクションライターの視点と、テロの主犯格とされた主人公・真理子の語りを中心に話は進んでいく。

劇団のメンバーがテロ行為に傾倒していく過程がとても恐ろしく、だけどなぜか妙に納得してしまうような説得力があった。冷静に考えれば絶対におかしいのに、追い詰められていたり同調圧力があったりすると、あんな風に進んでいってしまうのを止められないのかもしれない。演劇をしたい、演劇で世界を変えたい、演劇で思いを伝えたいという信念から、自分たちが売れないこの世界を変えたい、ぶっ壊してしまいたい、どんな手段を使ってでも主張を伝えたい、と変化していってしまう流れが不自然なはずなのにどこか自然に感じてしまって恐ろしかった。起こってしまったことは絶対に許されることではないんだけど、では具体的になにがいけなかったのか、どうすればよかったのか、うまく答えられない自分がいる。

真理子の彼氏が言っていた「あそこで止めておけば事件は起こらなかった、そういうのはありません」という言葉がやけに残っている。事件は止めようのないものだった、と結論付けてしまいたくはないけれど、何が悪かったのかとは言えない、ひとつひとつの歯車が少しずつずれていってしまった結果でしかないのかもしれない。

劇中の言葉に反することを言うけれど、わたしたちと劇団員たちは違う。法の目で見れば最後はこちら側とあちら側の人間になってしまう。だけどやはり、その境目は非常に曖昧で、少しのきっかけで彼ら彼女らもこちら側にまだいたのかもしれないし、逆にわたしたちが些細なきっかけであちら側に行くことも当然ある。

 

劇団がなぜ売れないのかのくだり、どこまでリアルなんだろう。劇団やってる人ならまた違う視点で見えてそう。いやいや集客が悪いことについて「観客が育ってない」とか言われてもな!?と思ったけど、まあ確かに観劇って最初の一歩までが一番長いんだよなあ。時間もお金もかかるし、劇場まで行かなきゃいけないし。そうまでしても面白いって保証ないし。でも、だからこそ演劇なんだ!と熱く語っていた森さんが最後に演劇を捨ててしまったのが重かった。

 

余談ですが真理子と赤城さんの車でのシーン、以前似たようなことがあって、血の気と相手への好意が音を立てる勢いで引いたことを思い出したのだけど、後ろでわりと笑っているおじさんがいて、そうかここは笑いどころになるのか…………と勉強になりました。(?)

 

作中で人物として興味深いと思ったのは真理子の妹、伊玖子。姉とは反対に思ったことをずばずばと言う、けれどやりたいことはやれず、最後には「ピアノを続けたかった」と残して自殺してしまう。真理子のように爆弾を投げるのではなく、自分を殺すことで自分という卵を割ってしまった伊玖子。自分のために生きられなかった伊玖子が最後に死を選んでしまったのがとてもしんどかった。

 

最後のセリフに重みしかなかったのと、公演が終わってカーテンコールがなかったことで芝居と現実の境目が曖昧になって、なんとも言えぬ居心地の悪さというか、もしかしてお芝居じゃなくてひとつの出来事を今まさに目撃してしまったのではないかという気持ちにすらなってしまった。公演前に松澤くれはさんが「舞台上と客席に境目はない」ということも仰っていて、今回すごく『境目』という言葉について考えたなあと思う。『あの人はおかしいから罪を犯した、異常だから自分たちとは違う』『舞台と客席は別物で自分は客だから舞台をつくる立場じゃない(からスマホの電源をつけっぱなしにする、公演中に遠慮なく咳をする、等々)』とかって境目をひくのって便利だけど、無責任。実際に人間の感情や行動の過程に境目はなくて、最終的にどうだったかの違いでしかないのかもしれないと思った。

 

劇中のちょっとした言葉とかが松澤くれはさんの他作品とも少し繋がっているらしくて、その辺がわからなかったのがもったいなかったな〜と思うので、機会みつけて他の作品も観たいです。

クソ野郎と美しき世界

先日、日本橋の最終上映を見てきたんだけど満員だった。ちなみにそのひとつ前の回も、前日時点で満席だったので、都心で働くスマヲタの意地を感じた…。余談ですが(そもそもこのブログの九割は余談)、上映前のロビーがざわざわしてたのにクソ野郎の予告が流れたときだけだいぶ静かになってだいたいみんな顔上げるの最高に愉快だったし、舞台挨拶もないのに満席になっているシアター6に座って、ここに居る人みんなSMAPのこと好きなんだなって思ったら上映前から感極まっていた。

 

ピアニストを撃つな!

のっけからザ・稲垣吾郎。西洋の高級絨毯のようなガウンを着ている(偏見)!応援上映に行って吾郎さんの「ちょっと待っててね」に「は〜〜〜いっ♡♡♡」と返すばかな女になりたい人生だった。

フジコ役の馬場ふみかちゃんがべらぼうにかわいい。わたしが財力のあるおじさんだったら、馬場ふみかちゃんを観るために毎日映画館に通っていたのに…。油田が来い。

園子温監督の作品は今まで2つしか観ていないんだけど、何というか、艶かしくて衝動的なものを非現実的に描写している雰囲気が吾郎さんの色気にうまいこと合っていたような、あのスピード感に居る吾郎さんが新鮮だったような、そんな印象。

 

慎吾ちゃんと歌喰いの巻

まずタイトルが天才じゃないですか?慎吾ちゃんて。41歳になっても慎吾ちゃんは慎吾ちゃんなんですよ。ありがとう世界!あと歌喰いと寝てるときに寝間着の肩の縫い目部分に穴開いてませんでした?勘違いだったら妄想が過ぎて土下座案件だけどもう穴にしか見えなくて最高だった。

歌喰いという存在はファンタジーだけど、慎吾ちゃんも歌喰いも声とテンションが低めだからかそのことに対する驚きとかが良い意味で長続きしなくて、わりとすんなり受け入れられたのはよかったと思う。

紀伊尾さんが『また逢う日まで』を失ったときに首を括ろうとしたのは、歌を失った彼らの気持ちだったのだろうか。マネージャーさんがやめてと言いながら止めきれなかったのは、その気持ちを痛いほどわかっていたからなのだろうか。歌を失う、ということの本当の辛さは、歌をレーゾンデートルとしない自分にはわかり得ないものだけど、いつかこの話のように、彼らが歌いたいものを歌える日が来るようにと願うばかり。

しかし紀伊尾さんに拳銃を渡したマッチョがおそらくベーグル作りの先生だったのが面白くて思い返しては笑っている。そして淳くん最近スーツ姿ばかり拝見している気がするかっこいいむりわたしともライン交換しよ。

 

光へ、航る

1カット目から最高に恐くてでもこれだよこれ!!!!という気持ちになった。ただ冒頭のシーンがまじの不倫現場に突っ込んだのかいわゆる美人局的なやつだったのかがよくわかっていない。文春砲の煽りが激しかったのはわらった。新井さんがあの尺しか出てこないの贅沢じゃない?いいのか?沖縄だぞ?(?)航と光の「お父さんみたいにならない」「お父さんみたいな人になる」の対比がぐさっときた。

 

新しい詩

慎吾ちゃんが歌うところで涙どぼどぼ流れてきて水分枯れてしまうかと思った。慎吾ちゃんの歌と絵とあれこれを混ぜて生まれ変わったうんこ、から作られたベーグル。お給料が入ったら自由が丘へ行こう〜ベーグルが食べたい〜

新しい詩の『世界のどこかにきっと仲間がいる』っていう歌詞がとても好き。映画館やクソショに行ったら人がたくさんいてすごく嬉しい気持ちになったし、あ~また明日からがんばろう!と勝手に勇気付けられた。以前、にのみやさんが『死ぬときはコンサートのときがいい。まわりが全部味方だから』みたいなことを仰っていて、それに近い気持ちかも。

ところでエンドロールの『現場アシスタント ゴリラ』はさすがに笑った。ゴリラも手伝ってくれる新しい地図…(違)

 

三人それぞれの話があって、本人のキャラクターに寄せた慎吾ちゃんと吾郎さんは本名で出ていて、役者としてのイメージに寄せたつよぽんは工藤という役名で出るというのはおもしろいなあと思った。

3つの話を半端にリンクさせるくらいなら全く関係ない三人にしておいてもよかったと思うけど、時間をかけて擦り合わせてきっちり作り込む時間を取ることよりも、地図を立ち上げてから映画を届けるまでの時間を短くすることに重きを置いた結果なのだろうと思うので、第二弾ではその辺よろしくお願いしたい。

 

動員28万人超え、そして第二弾決定おめでとうございます!

慎吾ちゃんがYouTubeでタイトルこんなのは?って話していて、『クソ野郎、宇宙へ行く』はファンタジーにもヒューマンにもSFアクションにもなりそうだけど、『クソ野郎、ハワイで大慌て』はコメディの予感しかしません(笑)さてどんなタイトル、どんな話になるのか。そしてどんな三人が観れるのか、楽しみだ〜!貯金します!

Love-tuneに出てほしい舞台

Love-tuneに出てほしい舞台〜壮大な主観〜

ここ一年くらいで見た舞台+αから、こういうのに出てほしいな〜という願望を書き連ねていくだけです。

 

参考までに昨年の観劇記録


2017年の観劇振り返り - 日進月歩

 

安井謙太郎くん︰モマの火星探検記

Love-tuneの中でもJr.全体で見てもみんなのお兄さんというかお母さんというか、しっかりものな安井くんなので、チキンみたいな末っ子気質の役が見てみたい。気弱で最初は自分じゃなにも決められなくて、お母さんにだめって言われたからもうみんなと遊べない!と家に引き篭もっちゃうんだけど、終盤で秘密基地が壊されてしまったときにみんなのロケットを守ったのもチキンで、その一歩がみんなを再び立ち上がらせてくれた。そんな希望でもある役を安井くんに演じてほしい。

真田佑馬くん︰フランダースの負け犬

初演が2014年(なかやざき)、再演が2016年(柿喰う客)なのであまり最近のではないんですけど…これが本当によかったので…。再演がYouTubeに上がっていて1時間半くらいで見られるので、グッズ列の待ち時間にでもご覧いただければ(?)


【演劇】柿喰う客『フランダースの負け犬』 - YouTube

さなぴーにはヘンチュ閣下をやってほしい。ジャニオタにわかりやすく言うとジャニアイの「我がドイツ軍は!!!!!」ですね。目的のためなら命を投げ出すこと、投げ出させることをも厭わない、冷酷な支配者。さなぴーはわりと既にこういう役周りが多いことはわかっているけど、やっぱりいつか真田佑馬×中屋敷法仁を見てみたい。

諸星翔希くん︰asiapan

とにかくあのミラクルウルトラスーパーハッピーな空間で踊ってほしい!!!頼む!!!踊るジャンルも幅広いし、親くらい歳の離れた人と踊る機会ってなかなかないと思うので(新年のジャニアイ新鮮だった!)今までとは違う楽しさも学びもありそうだし、何よりあの世界観の中で踊り歌い演技する姿を見たい。Wake We Upももちろん良いのですがキマグレンのLIFE(タップダンス)とプリンスのPurple Rain(ジャズ?コンテンポラリー?)も見たいなあ…。

森田美勇人くん︰IWGP S&D

開演前と劇中にダンスバトルもありますのでね。自担と同じグループになってからはなかなかじっくりダンスを見られていないのでどうしてもプレゾンとかの印象になりがちなのですが、やっぱりきっちり揃えるダンスを踊るイメージなので(まあ一番アレンジしがちって言われてたけど!)、自分たちのために、戦うために踊るような、ぎらぎらしたところを見てみたい。

萩谷慧悟くん︰SECOND CHILDREN

はぎちゃんに庶民っぽい和服を着せたい。年齢的に麓郎か甲斐彦か空樹だと思うんだけど、麓郎の強いメッセージ性も、甲斐彦の振り幅広い役どころも、空樹の台詞は少ないけれど表情から伝わる感情も、全部見てみたいから全部やろう。

以下、私だけが楽しいであろう、見てみたいはぎちゃんシリーズ。多い。

・初対面のおじさんに人見知りを発揮するはぎちゃん(麓郎)

・「簪をプレゼントしよう!」と言われて「…かまぼこ?」とボケるはぎちゃん(本人は真面目)(麓郎)

・奏雪を諦めたくないと泡音に訴えるはぎちゃん(麓郎)

・冬を越えて桜が舞う中で奏雪が再び動き出したときのはぎちゃん(麓郎)

・「ねーさんっ♪」と兔杏の後ろをちょこまか着いていくはぎちゃん(甲斐彦)

・「源内遊んでよお〜!(つд⊂)」とゴネたり「源内が嘘つきだあ〜〜〜!!!ママァ〜〜〜!!!(つд⊂)」と泣きじゃくったりするはぎちゃん(甲斐彦)

・お夜食を持ってきてくれるはぎちゃん(空樹)

・嘘をついてしまって苦しそうな表情をするはぎちゃん(空樹)

阿部顕嵐くん︰未来への十字架

私立ルドビコ女学院 - 私立ルドビコ女学院公式WEBサイト - 私立ルドビコ女学院

女の子しかいないお話だったんだけど、信じることと疑うことの難しさだとか、自分の思考と役としての発言とのバランスとか、そういう難解さを重ねた上での役作りとかを見てみたい。何者での追い詰められたときの表現力がとても好きだったので、苦労させたくなってしまうのかもしれない。

長妻怜央くん︰サクラパパオー

塚ちゃん主演の作品です。ストーリーから舞台セットからカンパニーの雰囲気まであったかくて、冷たい雨のあとに綺麗な虹がかかるようなそんな愛おしい作品だったので、あの幸せの小箱みたいな空間にいるながつのこと眺めてみたい。あと本当に主観と妄想でしかないんだけど、ながつって永島さんと相性良さそう。

 

 

Love-tuneさんの次のお仕事は何だろうな〜!楽しみに待っています。

2018年1〜3月 観劇振り返り

カテゴリ間違えていろいろ触ってたら下書きに下げてしまった。機械音痴。

四半期ごとに書けたら…いいかな…。いや本当は現場ごとに書きたいですけど。

 
1月
ピカレスク◆セブン


ピカレスク◆セブン 雑感 - 日進月歩

わたしのホストちゃん〜絶唱!大阪ミナミ編〜

結論から言うと私の肌には合いませんでした……。見たい人がいたので企画日に合わせてチケット取っていたんだけど、初日を見て手放してしまった。自分の周りはなんやかんや楽しんでいたようだし本人も得るものがたくさんあったようなので良かったんじゃないでしょうか。

ストーリーは頭すっからかんで見られたので楽しかった。前後ずっとピカ7見てたのでなおさら。ホストちゃんがみんなロボットに殺されてしまうのに全然悲しくなくてびっくりした。「姉ちゃん、実はロボットなんだ…!」「な〜んだ、道理でおかしいと思ってたんだよ〜」「「イエーイ☆(ハイタッチ)」」が通用するのはホストちゃんくらいだと思う。

n番煎じの感想だけど、ホストちゃんは俳優と俳優おたくの縮図のようだと思った。100回の「(行けないけれど)応援してます♡」よりもチケット1枚買う方が物理的に俳優の今後へ繋がるわけで、ラブを貢がないと推しが白スーツを着ることができないのはその顕著な例だとも思う。でもこつこつログインすれば無課金でもワイン三杯くらいは貢げる計算だったと思うので、ホストちゃんって優しいのかもしれない。しかし絶対に推しには出てほしくない。

ところでうさぴょんめっちゃかわいかった。

Johnnys ' Happy New Year Island

さなぴーの「我がドイツ軍は!!!」がなくて脳の血管切れるかと思ったけどナイフ持って狂気の沙汰だったので事なきを得た。自担の通る通路も近くて紙の花もばっさばさに降ってきて強烈だった。銃を下手向きに構える瞬間を双眼鏡してしまって無事に撃たれました(?)

二幕で東山さんと一緒に踊るの最高に痺れた!東山さんを拝見する機会はカウコンくらいしかなくて、そこでもジュニアと踊ることはほとんどないから貴重な瞬間だったなあ。夜空ノムコウも心に染み入った…コンテンポラリーダンスも美しいし選曲もずるい。アクロバットもスーツでのダンスもかっこよかった…煌めきの自担。

 

2月
アサルトリリィ✕私立ルドビコ女学院✕人狼TLPTS
『未来への十字架』

アサルトリリィのこともルド女のことも、なんなら人狼のルールすらも知らないけど見てきた。女の子しかいない舞台って初めて見たかも。

ざっっっくり言うと登場人物の女の子たちが人狼をする話なので、ほとんどがアドリブ劇で新鮮だった!人狼自体はガチでやっているので、常に自分の頭で考えながらもそれぞれの関係性も含めて役として言葉を発していかなければいけなくて難しそう。一部キャスト日替わりだし。客席も巻き込んで一緒に推理するっていうのも斬新で、開演前のルール説明聞いても結局よくわからなかったけど、ルールがきちんとわかればますます楽しめそうだった。

推しのお嬢さんとチェキを撮ってきました。見目麗しかった。

昔話デスマッチ

路上演劇祭。2日間あって、まあ一度見ればいいかなと思っていたんだけど、あまりにも楽しかったので日曜も行った。

七味さんと大村さんによる昔話デスマッチ。ルールは「お互いに昔話を進行させ、先にめでたしめでたしした方がめでたし」とのことです。実況は穂先さん、審判は加藤さん。路上ならではの客巻き込みをやっていたり、アナ雪のオラフが出てきたり投げ銭までの流れが見事だったりで終始げらげら笑っていた。ということで投げ銭システムだったんだけど、好きな人や好きな作品にその場でお金を出せるからこういうのおたく好きなんじゃないですかね。私は好き。昔話にちなんでガチのきびだんご突っ込んでる人とかもいて、客側のノリも良かった。

土曜は中屋敷さん(法事帰りのおじさん。マジで飲んでいた)、日曜は玲央さんが野次をとばしていた。柿の演劇ってもちろん楽しいところが大好きなんだけど、やしきさんや劇団員の方々が柿を大好きなことが伝わってくるところも大好き。

 

3月
ウソトリドリ

詐欺グループの一員になった三流大学生の、のし上がりと転落の話。

一見関係なさそうな劇団の話と並行して話が進んでいって、最後にリンクするところでうまいな〜!と驚いた。あと劇場スタッフさんがみんな良い人だった。

しかし(以下愚痴)主人公を追い詰める刑事のおじさんが、刑事というのは嘘で実は893なのでは?と思うほどに暴力的だったり(主人公が娘を攫ったと勘違いして、監禁したあげく絞殺しようとする)(しかし娘は父への反抗心から詐欺グループの一員になっていた)その割に刑事と娘だけ最後やたらハッピーエンドっぽくなっていたりしてストーリーに疑問が残ったり、中日辺りから明らかに疲れが出てきて全体的に台詞がすっとんだり噛み回だったりして頭を抱えたり、推しのスーツがズボンぶかぶかで丈くらい詰めてやってくれとめそめそしたりしていた。

公演後の突発アフトは毎回愉快でした。

Endless SHOCK

年に一度は見ないと耐えられない体になってしまったので今年も観劇してきた。合法シャブ。エンドレスシャブ。二階センブロで見ることができたので、二幕でフライングするコウイチが近すぎてご利益がありそうだった。ここだけの話、堂本光一さんって飛べるのを隠すためにフックつけてるんですよ……………。ほんとは羽が生えているんです……………。

キャストも大きく変わってて、また新しいSHOCKだった…今年も最高のステージ…。

個人的にはコシオカがユウマに傘を持たせるシーンが好き過ぎた。自分が観劇するようになってからのライバルは、仲間が持ってきた傘を、受け取らないか手にはするけどささずに走り去っていて、誰にも頼れない頼りたくないライバル役の孤独みたいなものをすごく感じていたので、あそこで無理矢理にでも(しかも自分のさしている傘を)持たせるコシオカからは、ユウマに一歩近付こうという意志を感じた。コシオカがライバルより歳上だから出来たことだと思うので、ユウマが持ってきた新しい表現なんだろうなあとしみじみした。Higherのコシオカとカイトが笑えてないのがもうほんとうわあああん!!!(語彙の消失)あと私的SHOCKはつ〜ゆ〜になってからだったので、すり〜ゆ〜で襷掛けするの初めて見た。福田さんが襷掛けするのは知ってたけど、あとどっちがやるんだろ〜と思っていたら3人でやったから脳みそがスパークした。襷掛けの供給過多。あと屋上下でカイトが迷子になって「みんなどこ〜〜〜(つд⊂)」となっていて、客席内に母が大量発生していた。そしてユウマが二幕の太鼓でコウイチのことがっつり見ていて最高だった!あそこでコウイチを見る太鼓組を見るために二階に座っていると言っても過言ではないくらい好きなシーン。体は大事にしてほしいけど、末永く続いてほしい。

 

 

 

なんと4月は今のところ観劇予定がありません。見たいのはあるけどまだチケット取っていない。お金とスケジュールの工面をがんばります。おすすめ作品もあればご教授ください。推しさんは早めにお仕事の告知をください。