日進月歩

文章を書く練習

8月観劇振り返り

いなくなった猫の話

紅桜共和国第一宇宙空港近くの古いビル、一階のバー〈微睡亭〉。
カウンター越しに物憂げに立っているオーナーの小夜に、常連客が、その日の仕事の愚痴をぼやいている。
酔いつぶれる直前で常連客が帰った後、小夜は一人、炭酸水をチェイサーにジンを飲み始める。
3杯目に差し掛かる頃、店の扉が開いた。
小夜は、「悪いね。今日はもう、おしま…」と言いかけて言葉を飲み込んだ。
そこに立っていたのは、年老いた猫型ハイブリッド。
見るなり、影郎を思い出したからだ。

バーのような劇場で行われた二人芝居。去年の初演は6人?でのお芝居だったらしいですが原作は2人なので今回の方が原作寄りだそうです。会場が心なしか狭め(byひろたかさん)なのと座席がL字型に配置されていることで、見る場所によって印象ががらりと変化する舞台でした。客席と演者が近くて表情や呼吸ひとつも見逃さないような空間だったので、90分ほどと比較的短めながら濃密な時間でした。杉本さんはドレス姿がセクシーだし歩くと良い匂いするし1mの距離で見ても変わらず美しいし小夜の切実な思いを常に100%で演技にぶつけてくるし、相馬さんも老いさらばえたという言葉が似つかわしくないほど顔が若いし台詞は少ないけれど表情から切々と伝わる感情が心を揺さぶるし、良い意味でとても疲れるほどに引き込まれる作品でした。猫と、というか人間以外と暮らしたことが無いので共感できるか若干不安もあったのだけど、人間だから犬猫だからどうということはなく、小夜にとって影郎は息子のようであり好きな人であるとわかってからはかなり見やすかった。お酒を飲みながら観劇が出来るので、猫型ハイブリッド(人と猫の混血動物)と一緒にバーでお酒を飲みながら小夜の話に耳を傾けているような感覚になれたのも新鮮だった。しかし連日の猛暑と空調の偏りとアルコールの強さが相まって体調不良者続出だったので皆さんお酒には気を付けましょう、まあほぼ毎日飲んでた人が言うな案件ですが。日替わりで“気まぐれな客”という人物が登場して諸注意などお話してくれたのだけど、ひろたかさんはほぼ“チャラいバイト”だし亜斗武さんも“ベテラン店員”だったので、ハルニさんだけがちゃんと“気まぐれな客”でした笑 でもひろたかさんの諸注意が公演前半の日々の楽しみだったし亜斗武さんもお酒のこと教えてくれて公演前から楽しかった!ハルニさんはすごく設定に忠実で(設定とか言うな)、自己紹介から公演の諸注意まで本編に繋がるような言葉を使ってくれるので愛とこだわりを感じた。

木馬よ廻って

アッシャーとモルグという2人の少女が、モルグが夢で出逢った格二郎というおじさまを探すが、彼は「木馬は廻る」という話の中にいる人物で…という、江戸川乱歩の「木馬は廻る」を元に別視点で展開していく物語です。30分ほどの短編ながらかなり濃い。末原作品として楽しみにしていたから原作未読で行ったけど、1回見てこれ絶対に原作読んだほうがもっと楽しいぞ…と思って2回目と3回目の間に図書館に走った。結論、どっちが先でもいいので両方見てほしい(再演あるかわからないけど)!モルグとお冬、アッシャーと格二郎の言葉のリンクが痺れるので。アッシャーもモルグも外から見ると最後は結構辛い気持ちになるんだけど、末原さんが言うように2人にとってはあれが幸せなんですよね、きっと。あと獏の鳴き声が「バクバクバク」なのかわいすぎて無理。360度席なの好きだけど、今回は席によって見えないところや見逃すところが多くてもったいなさすぎたので普通の席でやっても良かったのでは、という気持ちも若干。演目が30分だからなのか毎回アフトがついていたのだけど、全員素だとだいぶぽやんとしていたのでいつかそういう平和な物語でも出逢いたいです。

タイムトリロジー

ゲイジュツ茶飯の第6弾と第7弾を見てきました。タイトルだけ伝え聞いてたものがいくつも出てきてそれだけで楽しかった!これ好きだなあと思った大半が同じところの作品だったので今度は本家を見に行きたいなあ、と思うなど。

変わり咲きジュリアン

終活の話と聞いていたのだけど、死に向き合うというよりは、生きてきた道と向き合うという話だったのかな、と思いました。過去と現在が緩く混ざり合っている感じがひと夏の幻っぽくて好きだった。小道具の使い方が独特で、脚立を新幹線の頭に見立てたのはさすがに笑ったけど、個人的にはハンガーを蝶々に見立てたのがお気に入りでした。あと全部生演奏だったのが贅沢だった…。女優さんたちが特に壮絶で良かった。田上さん演じるジュリアンの、理不尽を嫌っていたのに気付くと理不尽の中に生きてしまう苦しみが重たかった…そして踊りがセクシー。永瀬さん演じる六実の「わたしに舞台を用意してくれるべきなんです、そう思いませんか?」の辺りの狂気を感じるほどの想いと、夢を見ることを諦めたあとの無気力さの差が強烈だった。小澤さん、アフトでは隅っこでにこにこしてるのも違和感ないのに演技しているときは真ん中に立つ人、となるのがすごい。引っ張っていくタイプの真ん中というかんじでもなさそうなのだけど…ピラミッドのてっぺんじゃなくて円の中心、みたいな(伝わるだろうか…)。目立ちたくないとか死後誰かの手間になることは望まないという消極的な部分から、最後に榎本に居てほしいとか三春に部屋を片付けてほしいとか口にするようになった変化が、小澤さんの静かな立ち振る舞いから伝わってきた。藤原さん演じる榎本の声色の変化がすごくて、声優さんでもあると知って納得。新幹線(現在)と飛行機(回想)の中を、椅子に座ってほぼ身動きも無いままに行き来するところが作品で1、2を争うくらい好きだった(もうひとつはラジオ体操)。相馬さんの広島弁めちゃくちゃ怖かった…。2日目に、怒鳴るってわかっててでもその細かいタイミング忘れてしまって最初の泣いてるところからずっとびくびくしてた。でも誠一に「いい事を教えちゃる」ときのワントーン落ちるところに含みが見えて鶏の連鎖を感じた…。林さんはマジでおっさんでしかなかった(褒めてます)。娘役の2人のみならず甥っ子役の2人にまで「父ちゃん」と呼ばれて稽古前のコンビニでビックダディみたいになってたエピソード好きすぎるし、最終日のカテコ前にバラしのバイトと間違えられたの愉快すぎた。

ローリング・ソング

あらすじ読んで重た目かと思っていたので予想以上に笑いどころが多くてびっくりした。優馬くんが操り人形したりブチ切れながらツッコミ続けたり、中村雅俊さんが変顔したり、森田涼花ちゃんが汚い言葉でブチ切れていたりした。そして元気一発納豆を売り歩く松岡充がめちゃくちゃ面白くて天才だった。嘘と勘違いの境目がわかりにくかったけど、なんかうまくおさまってハッピー☆みたいな話を久しぶりに見たので幸せでした。みんな歌うまいし最後に銀テというか小さいヒラヒラとんで本当にライブみたいだったし楽しかった。でも、すうちゃんがアイドルっぽい歌と踊りを披露していたので心臓が痛くなりましたね…。ところでわたしの見る音楽劇、誰かが歌うと他の人が「なんでいきなり歌い出すの!!?!?」とツッコミを入れがちなんだけど音楽劇ってそういうもんなんですか…?

マリーゴールド

初めての繭期。誘ってくれた友人と、末満さんは鬼だ〜〜〜( ; ; )と言いながら帰った。確かにとんちゃんさんの脚が5mあったことと街灯と並んだときにシルエットが同じだったことくらいしか笑いが無くてもうほぼ絶望していた。なんでみんな幸せになれないんだろう。つらい…………。先月観劇した壱劇屋さんの「独鬼」とテイストが似ていて、でも独鬼は最後に少し光があった分、マリーゴールドの重みがキツかった。初見でこれなら過去作も見たら死んでしまう、と言いつつ過去作品の鑑賞会をすることになったので勉強してきます。いやしかしサンシャインシティ劇場であのクオリティの歌が聴けると思っていなかったのでひっくり返りましたね…宝塚とめいめい…。蛇足ですがわたしの今年のサンシャインシティ劇場歴がピカレスク◆セブン、ホストちゃん、マリーゴールドなので計60人くらいは見送っている。サンシャインシティで人が死なないやつ見たい。

7月観劇振り返り

8月も後半ですが、7月のまとめ。

 

阿修羅-浮き草稼業の女-

長崎弁?なので端々わからないところもあったけど、戦う女性の強さが伝わった。平成最後の夏に、昭和最後の夏の話を見られたことに不思議な縁を感じる。紀伊国屋ホールだったんだけど、MAPSのテンションで行ったら年齢層が30くらい上がっててびっくりした(…)。昨年のセカチルで拝見した荻野さんが見たくて行きました。長崎弁でマイク無しにも関わらず後列までしっかり届く発声だし所作も綺麗で、見ていて気持ち良かった!

二ツ巴

映画館上映を観劇に入れると観劇警察に刺されそうだけど、映画館まで往復4時間かかったので感想書かせてください。?

壱劇屋さんの作品に特徴的だというワードレス×殺陣芝居、とのことで、台詞のない中でどのくらい物語が展開するんだろう…と考えていたのですが、台詞がなくてもこれくらい厚みのある話になるのかと驚くほどでした。ただ少しでも視覚に気を抜くと絶対置いていかれる。言葉が無いからこそ伝えられるメッセージもあるのかなと感じました。舞台ならではの人間CGも、壱劇屋の皆さんの身体能力の高さで見事に表現されていて、特に矢のシーンが凄まじかった。水を布で表現するのも迫力があったし、NMBのメンバー2人が主演ということで、殺陣とかどうなんだろう…?と思っていたけれどお二人とも動きが綺麗で、手数自体は少ないように思ったけど、たくさん動く他の人たちと息がぴったりだから水神の圧倒的な力を授かって周りをなぎ倒していく様子が見事に表現されていたという印象。上映会で物販がなかったから台本が買えなかったのが唯一の心残りだなあ。

ピープルシアターM2公演

『ハー太郎遊侠伝1 旅立ち』と『海底のサカナと少女』を朗読とチェロのセッションで。めぐみさんの表現力と星さんのチェロ(と笛も色々)の演奏によって情景が心に浮かんでとても心地良かった。『ハー太郎遊侠伝』は新宿西口公園に暮らしていた猫の子どもの冒険記。性格は全然違うけど、野良に続いて猫なめぐみさんで癒やしだった〜あとなぜか星さんによって突如降臨した光る獅子舞が最高だった。アドリブらしい。『海底のサカナと少女』は被爆したアイナメ津波で流された少女の話。東日本大震災の風景が思い起こされて最初は辛くもあったんだけど、ゆっくりと、立ち止まりもがきながらも前へ進もうとする姿を感じられて、最後にかかった虹が美しい物語でした。

心臓が濡れる

難しかった…。水が何のメタファーなのかわからずSFなのかと思ったけど、どうやら一貫したテーマがあるようなので勉強不足でした。後半4人になってからの言い合いはすごく見応えあった!「正論は正義ですか?」が刺さった。綺麗事じゃないんだよな。ただ、後半で大半が死んでるんだけど、初日からあまりにも極限状態すぎでは…?地震発生後の数時間であれだけ大喧嘩してたら『ヤバイ水』がなくても2日目には数人死んでたと思う。

捨て犬の報酬

ハンドメイドナイトスペシャル〜〜〜(宣伝動画がとても好き)!!!野良の秘密基地でも物語りしてたんだけど、時間に間に合わず拝見できなかったので横浜のバー公演を見に行きました。お酒を飲みながらサックスとアコースティックギターと物語を楽しむ、とても贅沢で居心地いい時間でした。16年間、生まれることも鳴くこともできずにいたポチの遠吠えが心に刺さった。末原さんの物語がこうやっていろんな場所で紡がれていくのって素敵なことだなあ。シンプルな独り芝居も気になる。

フリー・コミティッド

 http://omoshii.com/interview/14117/

成河さん、気になりつつ拝見したことなかったんだけど、インタビューに衝撃を受けて、インタビューページを閉じた手でプレガにアクセスしてチケットを取った。1人38役ってどういうことだろうと思っていたら主人公のサム以外の、電話相手もすべて成河さんが演じるということだった。いくつもの電話を保留にしながら進んでいくので会話のテンポも切り替えも早くて、でも流すようにはならなくて、演技力も気力体力も成河さんの力をフル出力!という具合を感じた。重ね重ね、初めて拝見したんですけど。聞きしに勝る演劇モンスター、成河さん。自分で選んでいるつもりでもたいてい選べていなくて、その中での一所懸命ってなかなか報われなかったり自分に納得出来なかったりするし、苦しいときに前が見えなくなってどうしようもなく苦しい。目一杯手一杯になってしまったサムが電話を取りながら思わず泣いてしまうんだけど、いっぱいいっぱいになって変なタイミングで泣いてしまうのめっちゃわかる…となって一緒に泣いてしまった。あとわたしは役者でもなんでもないのに、サムがコックのジャン・クロードに言われた「本当の役者だったら1日中電話取ってたりしないもんな!」という台詞がざっくり刺さって前後の記憶がない。最後にサムは電話を取らないことを選択して、それもそれであとが大変だと思うけど、それまでの選択しなかった中での大変さとはきっと違うんだろうな、と思う。

半神

原作が萩尾望都さん×脚本演出が中屋敷法仁さん×柿喰う客劇団員が出演、ということでもうめちゃくちゃに楽しみで仕方なかった!銀河劇場で見る柿喰う客というだけでもう最高。いきなり体操着で出てきたり風呂コスプレが激しかったりとなかなかに柿フェス後夜祭を感じて、原作ファンや桜井さん、藤間さん、もっくんさんのファンはどうだったんだろう…!?と思いつつもはちゃめちゃに楽しんできました。化け物たちが愛に化けたときのダンスが色っぽくて大好きだった〜!言葉あそびが多くて気付けると二度おいしい。シュラを演じる桜井さんの、ぼさぼさした髪と不健康そうなメイクや、生き延びられるとわかったときにこみ上げる高笑いの生々しさをものにしている姿が、乃木坂での可憐なイメージとかけ離れていてびっくりした。マリアを演じる藤間さんは演劇は初?ということだったんだけど、日本舞踊らしいなめらかな動きや生き生きとした笑い声や表情が映えていたし、桜井さんとの息もぴったりで服が繋

がっていなくても身体の繋がった双子を感じられた。もっくんさん、八百屋舞台であの運動量セリフ量はすごい。酸素ボンベをもはや携帯してほしいし、任意のタイミングで吸ってほしい(?)。

エドロの落語

落語だけど、高座に座布団で…というのとは少し違って演劇×落語、という感じ。しかもいくつかの話を組み合わせてひとつの物語にしているので、落語に馴染みがあってもなくても楽しめる!と思う!歌もありダンスもあり顔芸までありだし、さひがしさんとめぐみさん2人の息がぴったりで間が絶妙なので1時間半の公演ほぼずっとげらげらしていた!めちゃめちゃ元気出た!そしてかつ丼が食べたくなる。あんたがたどこさの歌をケチって所々歌わない、というくだりがあるんだけど、リズムが速まるほどに笑いが止まらなくなっていくしときどき思い出してふふっとなってしまう。

独鬼

先日上映会を見た『二ツ巴』と同じ劇団、壱劇屋さん。というかこれの予習として上映を観に行ったみたいなところがある。演劇の『言葉』が好きで観劇をしているという部分が大きいので、台詞のない舞台は興味深く思いつつも尻込みしていたんだけど、その思い込みは不要だったなーと思った。鬼が女性を背負って歩くところから始まって、もうその段階でぐっときてしまった。女の一生は4人の女優さんが演じたのだけど、ひとつの羽織を引き継いでいく演出がずるい!しかも最後にそれを鬼が羽織るところまであって、老いて死んでいく人間と老いず死なない鬼の対比が切なかった。台詞がなくても展開がわかるくらいなので、人々の感情がとても強く伝わってくる。台詞が無い分を自分で補完して咀嚼するもよし、台本の販売はあるので観劇後に答え合わせするもよし、楽しみ方はいろいろ。殺陣が好き、親子の話が好き、人と人外の交流が好き、舞台を見て色々考えることが好き…って人にはもちろん、舞台はあまり見たことが無いという人にもおすすめしたい。

ハンムラビの箱庭

中日くらいに行ったのですが、開演押すレベルで当日券が出ていた。わたしでも半分くらいは展開が読めたのでベタっちゃあベタなんだろうけど、全体的に感情が生々しくてめんどくさい雰囲気が癖になりそうだった。めちゃイケとかに出てた三ちゃんが、ホステスに入れあげてお金搾り取られて逆恨みしていた役だったんだけど、おたくは身につまされるところがあった。自分自身のためにおたくしていたいですね。デスゲームで全員出ずっぱりなのがリアル。心臓が濡れる、もそうだけど、推しが序盤で死んだ人ってどうするんだろうか…(?)。余談ですがこの翌日に見たお笑い芸人のイベントも「ゲームする毎に多数決で脱落者を決めて、最後の一人が賞金を得られる」というものだったので一人ぞっとしていた。笑

朝劇 恋の遠心力

11時半開演ってそれはもう昼劇では?と言いつつも、平日より遅めに起きてゆっくり会場に来て、ブランチを食べてから見る朝劇も贅沢で良かった。若干値上がりしたけどハンバーグつくようになったし!しかも終わっても12時半前なので、普段の観劇はだいたい終わると「さて(ご飯食べて)帰ろう」となるところが「さて今日は何しようかな」となるところが新しくて好き。帰るときに「いってらっしゃい!」と送り出してもらえるところも。今日はハプニングが巻き起こっていたんだけど力技で丸め込んでいた(成功したのかというと………)。ところで3000円でご飯とワンドリンクとお芝居って採算取れるのだろうか。基本的に自分の予定が空いてる日から適当に行っているけど、そろそろ配役で選ぶのも楽しそうだなあ。

 

推しも自担もここ数ヶ月現場がなかったのでいろいろ気になるものを観に行って、ほぼ好みに合っていたので満足度は高いし、見ずに後悔ということも減って精神衛生上は非常に良かったけど、マチソワで違う演目を観る日が続くと消化しきれず次を観ることになりがちなのがもったいなかった…。

さて8月はやっとこさ推しの舞台です!お久しぶりです元気にしてますか!?平成最後の誕生日は推しの舞台を見ますハッピー!ありがとう推し!

 

マシュマロ置いてみました。なんでもどうぞ〜

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それでは皆さまも良い夏をお過ごしください!

マシュマロ返信とオタクセブンルール(仮)


マシュマロ返信

なんとマシュマロをいただきました!わーいありがとうございます!1週間くらいなんも来なかったらそっ消ししようと思ってました!

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傾斜大事ですよねほんっとに。先日の観劇が、客席と舞台がフラットの二列目だったんですけど死にました。しかも自分と推しと前の人が一直線で、椅子に座る推しの声しか聞こえない。子守唄にして寝てもいいですか?ってかんじ…。二列目でこれなので三列だったらたぶん帰ってた(四列目以降は傾斜があった)。座り心地については座布団公演に慣れつつある身なので参考になるかわかりませんが、今後も気にして書いてみますー!マシュマロありがとうございました!

劇場雑感のこととかその他のこととか、なんでもいいのでお待ちしてます!あ、サンシャインシティ内外のおすすめご飯あったら教えてください!!!

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オタクセブンルール(仮)

どこかで見てやってみたかったので。ルール無くおたくしてたけど、もう社会人だし(?)。守れるかどうかは不明ですが…。

①アンケートきちんと書く

感想とか感謝とか要望とか。特に改善してほしいところはネット上よりアンケートのほうが良いのかな、と思うので。ほんとに読んでるのか?????みたいな運営もあるけどおたくは精神力が勝負。あと推しはもちろん、推し以外にもいいなーと思った役者さんのことを書いてる。推しは本人扱いでチケット取ったり本人へ手紙書いたりお花出したり個人グッズ買ったりするけど、そこまでは出来ずともがんばってほしいと思ったときに出来るのはここかなあ、と。

②スケジュールを立てる

はてなブログとかで誰かが観劇した記事を読んで「あーこれ行きたいって思ったんだよな〜チケットまだあるかな〜………ポチポチ……完売or公演終わってる……………」が非常に多い。手始めとして、気になる!の時点で付箋にタイトルと公演期間とチケ発日etcを書いて手帳に貼る、を始めたので続けたい。

③自分が見たものを信じる

ジャニとか特にレポ文化があるけど、自分が入った回のレポを見て「あれ?」ってなったことや、いくつかのレポが食い違っていることも多々あるので。かわいい!良い話!と思ったものは信じるけど、ニュアンスの難しい話とかはなんとなくで見聞きする。

④一現場で使うお金に上限をつける

これは今のところ全く出来てないやつです。あればあるだけ使ってしまうので…回数入るとかチケ代かかるなら物販は控えめに、とか余剰は次回にまわしてもいいとか、計画的に推しごとしたい。収入は有限(戒め)。

⑤余裕を持った行動

これも出来てないやつです。遠征直前の「交通手段取ってねーーー!!!」とか公演期間中の開演直前ダッシュとか、回数の記録取ったほうがいいかもしれん。誰かと待ち合わせだとだいたい大丈夫なんだけど、ひとりだとだいたいだめ。特に飛行機の予約するのと新宿駅での乗り換えと大阪駅梅田駅辺りの地理がマジマジのマジで無理。でも発車間際の新幹線に飛び乗るとかもうやりたくないのでがんばります。

⑥記録に残す

ツイッターでもインスタでもはてなブログでもどれでもいいから見たものの感想を残す。そこそこフッ軽になって色々な作品を見るようになったからこそ、きちんと思ったことを残しておかないともったいないなあと思うので。鶏頭だからすぐ忘れるし。といいつつ未だ7月の感想が書きかけという。

⑦楽しむ!

当たり前のことだけど、通うのが当たり前になってくるとなあなあになってしまう。運営がク○とか最速先行なのに座席が全部ク○とか客席のマナーがク○とか、まあそりゃ気になるけどそれで疲れちゃうのもったいないなと改めて思ったので、良い意味で無関心というか、おおらかに?いきたいですね。

 

1年後くらいに気が向いたら振り返ります。

マシュマロを設置してみました

メモとしてときどき更新している『劇場雑感 - 日進月歩

ありがたいことにじわじわアクセスがあったりスターをいただいたりするのですが、お役に立てているのかな…と思いつつどの辺りの内容に需要があるのかよくわからないので、試しにマシュマロを置いてみました。ご質問などなどお待ちしてます。

劇場へのアクセスや見え方、座席の座り心地など…一度行っただけの会場も多いのでお役に立てるか不明ですが、わかる範囲で答えます。わからなかったらはてなブログでわたしが聞きます!(丸投げ)

 

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ご質問その他、舞台や推しさんのダイマステマなどもぜひ〜!

Love-tuneに歌ってほしいバンド楽曲7選

Love-tuneはバンドを一つの大きな武器として掲げているので、そんな彼らに歌ってほしい楽曲を独断と偏見で7曲集めてみました。どっちかっていうと○○くんに歌ってほしい曲、の集合体ですが。

色々なバンドを幅広く聞くというわけでもないのになぜかこんな記事を書きたくなってしまったので、好みが激しく偏った選曲になっています。おすすめあったら教えてください。

(五十音順)

 

ウエンツ瑛士 / Awaking Emotion 8/5*1

さなぴーをセンターに据えてこの曲をやってほしい。とがった感じがギター持ってる時のアツいさなぴーに合いそう。Love-tune戦闘モード!ということで、黒いジレとか長い衣装着て演奏してほしいし正面から風も吹かせてほしい。ちなみに鬼太郎の映画主題歌です。

 

NICO Touches the Walls / トマト*2

何故こんなに命は儚い 一期一会なのわかってるんだ

名前もなくそのその縁に立たされるのを運命と呼ぶ

切なくて儚いけれど力強い生命力も感じられる曲。深い意味はないけど顕嵐ちゃんに歌ってほしい。スツールの高い椅子とかに座ってしっとり歌ってほしい。そう考えると『あいたいきもち*3』もいいな…。深い意味ないって言ったけど近キョリのハルカっぽいからかもしれない。

 

Billy Joel / Just the Way You Are

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しょうきくんにサックス構えてほしいという欲望と美勇人さんにおしゃれな洋楽を歌ってほしいという願望が同時に叶う!贅沢~~歌詞とか曲調に意味があるわけではなく、完全に個人の好み。

 

FoZZtone / LOVE*4

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I'm glad to see you.

まずタイトルがLOVEだし、toneとtuneって似てますよね………すみません石を投げないで!

人類愛とか生命への愛というラブを歌っていて、壮大だけどドラムとかベースの音がしっかり聞こえて地に足がついてる感じもする。主観を押し出すと、しょうきくんにメインボーカルを歌ってほしい。ながつには空男くんを持つか、はぎちゃんと一緒にマーチングのバスドラムみたいなやつドコドコ叩いてほしい。ながつ、すごく歩き回りそう。

 

Brian the Sun / Maybe*5

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アニメ『甘々と稲妻』のEDで、アニメのあとに聞くと暖かくて、でもMV見ながら聞くと最後めちゃくちゃ切なくてギャップにひっくり返るんだけど、はぎちゃんにドラム叩きながら歌ってほしい。レスキューレスキューのソロの、ちょっと甘くて切ない声の雰囲気が好きだったのでこういうしっとりしたのもいいかなと。あとMVの森さんが黒縁眼鏡してるんだけど、それを見るとマチカフェはぎちゃんを思い出す。

 

flumpool / Quville*6

エロい曲かと思ったら全然違うっていうなにかをあぶりだすような曲。ギターぎゅいんぎゅいんなのでさなみゅメインで。エロいけどぽやぽやしてるさなぴーにぴったり(私見)!MCで「ねーみんな、あれエロい曲だと思ったでしょ~~!?」みたいなこと言って美勇人さんにまたエロジジイ呼ばわりされるところまでセットがいい。

 

Mrs. GREEN APPLE / StaRt*7

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サビの頭とかにオクターブ分一音ずつ上がるところがあって耳馴染みがすごくいいし、言葉遊びも擬音語もクラップするところもあって曲調もポップで盛り上がるけど

「忘れたくないなぁ」を如何に増やせるかだ。

微々たるものでも愛に気づけぬなら

スタートに戻ろう

ちょっと心に引っかかって残るところがあってバランスが絶妙なので安井くんとキーボードのながつを中心にぱーーっと明るく歌ってほしい!帰り道に思い出してちょっとうるっとくるところまででワンセットです。

 

 

次はどんなパフォーマンスを見れるかな?という期待をするのももちろん楽しいけど、こうやって空想っぽいことを考えるのも結構楽しい。なるようにしかならないしやれることやるしかない!という気持ちなので、できるだけ楽しいことだけ考えていたいなあ。

 

そして安井くん、お誕生日おめでとうございました!

2018年4〜6月 観劇振り返り

◇4月◇

朝劇 西新宿 恋の遠心力

朝ごはんがいただけて劇を見られて2500円(※6月から少々値上がり)はコスパが良い。開演するとお店のシャッターが閉まるので、本当に宇宙船に乗ったみたい!45分くらいだけど、ハラハラしつつもたくさん笑って最後ちょっとほろっときて、と結構盛りだくさん。でも朝から見るのにちょうど良いくらいのボリューム。アスカもツバサもかわいいよ〜〜〜!!!!客席との距離が近くて新鮮。

リトル・エスパーティ

初メロトゲニ。死んだ人をおまじないで蘇らせるという非現実的な部分と、そこから始まるそれぞれの隠してきたことや思いという現実的な部分が、ミスマッチなのになぜかうまく共存していておもしろかった!誰かにとってはなんてことない過去の出来事でも、誰かにとっては前に進めなくなるくらいに大切だったり重たかったりして、それを尊重し合うことはできても理解し合うのはすごく難しい。最後に弟くん(名前忘れてしまった)が電話する姿を見てなんにも変わってない!!!と頭を抱えたけど、なんとなく腑に落ちたところでもある。

◇5月◇

朝劇 西新宿 恋の遠心力

5月は2回見ました。1週間の中で1番早起きが楽しみになる。日曜公演だとニチアサがリアタイできないのが唯一の難点ですが致し方なし…しかし朝劇からのヒーローショー11時回は可なので天才的な朝劇(※6月からは暫定11時開演)。職場と近かったら平日も行ってみたかったな〜日によって配役が少しずつ違うのでその違いも面白い。

焔の命

キャガプシー

今のところ2018年ナンバーワンです。結局4回見ました。感想がまとまらない。

フーリッシュゲーム

90分。暗転がなく場所や時間の移動もないながら、葬儀から抜け出してきた人たち、というちょっと特殊な空気感や、田舎特有の閉塞感のようなものが伝わってきて途中で飽きることなく見られた。ただ、テンポの良い会話が続いた分、終わりの急展開に置いて行かれてしまった。

キリグス 

前衛的だった。まず会場に入ったときの衝撃度合いでいうと観劇人生トップスリーには入りそう。なんか、人、寝てるし…。短編3つ。①は前半の女性独白が好きだったんだけど、以降、配役がそっと変わっていくのでよくわからなくなってしまった。水が何かのメタファーだったのかなと思ったんだけど、それもぴんとこなかった。②(奥さんと喧嘩して家出したら、天狗となんやかんや起こるお話)はちょっと長いかなあと思ったけど、落研の方らしく言葉のチョイスが秀逸でところどころで笑えた。③(顔みたいな形の島から出て、隣国でリズム試験を受ける話)はスクリーンとか空間をうまく使ってておもしろかったけど、世界観が謎の島から世界観が謎の国へ行くのでずっと世界観が謎だった。リズム試験がくせになる。レバニラハニトー♪

はこぶね

神さまの声が聞こえてくるようになったため、信者4人くらいの新興宗教を、なんとなく流れで始めることになったニートの青年と、彼を信じることにした人々の短いお話。特にこわいことの起きない日常系カルトマインドフルネスコメディです。

サークルの風景を見ているみたいだったな、が1番の感想。ひとつの宗教を信仰する集団とは言っても信仰の理由はそれぞれで、どのくらい本気なのか、どんな方向に本気なのかもみんな違う、そこのズレ具合がサークルあるあるで身に覚えがありすぎていたたまれなかった。あと新参の鳩山さんから漂うサークラ感。これは教祖ことタロウくんにもっとしっかりしてほしいという話だけど。確かに『特にこわい』ことは起きないのだけど、笑いが多くありつつところどころ背筋が寒くなった。部屋の中が舞台だけど会場が真っ白い空間だったのも、日常と非日常が混じっているかんじがしてよかった。最後に演者さんたちがハレ晴レユカイで踊ったんだけど、イントロで1人笑ってしまった。世代がバレるね!

MAPS 

モマを夢に注力した感じかなあ。メッセージ性はあるけど重たくなくて、気負わず見られて良かった。ただ、挫折したけどまたがんばろう!じゃなくて、騙されてたけどやっぱりみんなでやっていこうぜ!という流れなのが若干もやもやしてしまった。自分には嘘だとわかっていて夢に乗っていく度量がないのだろうな。あと、ええと、たわださんかわいいです。アザラシとピカ7のイエミツを足して2で割るとMAPSの船長になる、たぶん。純粋ゆえの狂気が強烈だった。みなみけいすけさんほぼ出ずっぱりだったのだけど、だいたいサンシャイン池崎か????というくらいハイテンションだった、そしてワ○ミの店員さん。キュウレン素面公演みたいなテンションだったんだけど、もしかしてわりと素なのか、毛利さんがああいうのを求めているのか。岩田さんのぱーふぇくといんふぉめーしょん!最高だったしイセダイさんのヤジでめちゃくちゃ笑った。

◇6月◇

髑髏城の七人 風

キャガプシーロスと突然の残業週間に耐えられずパワーを欲して岡山まで行ってきました。行って良かった〜!!!推しの地方公演を追いかけて遠征することはあったけど、地方を拠点とする劇団を観に遠征したのは初めてだったので新鮮だった。

ステアラの髑髏城は全く見てなかったのだけど、客席が回転するくらいだしさぞ豪華絢爛なセットを使っていたのだろうと思うので、小道具しかないような舞台でしっかり成立させていたのでびっくりした。捨之介と蘭兵衛の色気がすごい。ステアラの月を見た友人が「蘭丸許さない……」とうわごとのように言っていたので覚悟していたのだけど、(そもそも蘭兵衛を見に行ったところがあるとはいえ)信長を独りで死なせてしまった後悔の気持ちや哀しみが刺さって、許せないけど責めもできない苦しい心持ちだった。

希望のホシ2018

刑事ものだと思っていたけれどかなりヒューマンドラマ寄りだった。真相に若干の疑問が残ってしまったけれど、心情の描き方がとても好きだったのでトータルめちゃくちゃプラス。大人たちが隠そうとした事実に対して子どもたちが「そんなの関係ないよ」と言い切るシーンと、エルピスが子どもたちに会いに来るシーンがとても好きだった。たぶん少年社中さんのネバーランドとかが好きならこういうのも好きなんじゃないかな。緒月遠麻さんかっっっこよかった…………はあ……………

あちゃらか2

めーーーちゃくちゃ楽しかった!!!前作見てないから気付けてないこともあるんだろうけど、ストーリーついて行けないとかはなくて見やすかった。切なくなっていくのかと思ってもすぐ笑いに引っ張っていかれるのでほぼずっと笑っていて楽しかったな〜。終演後にしか販売しないクリアファイル買ってしまった。こんなふざけたグッズ久しぶりに見た(褒めてます)!劇中にはメタネタ時事ネタがたくさんあったけど、某監督みたいな嫌なタイプの時事が記憶の限りでは使われて無かったのが優しい世界だなあと思った。

DAY ZERO

オリジナルミュージカル。アメリカ映画が原作だけど現代日本にも通じるテーマだったと思うし、全員歌がうまくてそれぞれの気持ちがすごく伝わってきて、見やすくて良かった。福田さん作画が強い。内藤さんの歌声がとても自然に染みて好きだな〜。

シャンデリヤ

4つの短編。全部楽しかった!

①『ER』ダメ男(イクオ)とその彼女(コスモ)と彼の車に轢かれて身体が2つに分かれた女(カスミ×2)の三人芝居…いや、四人芝居?一言目の「僕の名前は『親の敷いたレールの上をイクオ』」で絶対好きな話だ!と思ったら本当に好きな話だった。コスモとカスミは、カスミが轢かれて真っ二つなことなど歯牙にもかけずに「(カスミ)ちょっとどうしてくれるの、髪もメイクもぐちゃぐちゃなんだけど!怒」「(コスモ)ねえ今日の動画まだ撮ってないよ!今撮ろう〜♪……ねえこの女の人だれなの!?どういう関係!?」などなど。目の前のことに夢中で周りが見えていない現代人の象徴だったのかな。コスモは動画総再生回数9兆超えの人気ユーチューバーで、録画前のおっさん全開な咳払いと、お決まりのフレーズらしき「コスモパニック〜☆」の可愛さとのギャップがすごかった。

②『輪になって踊ろう』バイトに行きたい男と、NHK受信料を払ってほしい女と、浄水器の訪問販売の女と、フリーハグの男と、「バイトに行きたい男」の隣人の女の話。意味はわからなかったけど、全員の「それっぽさ」がすごかった。フリーハグの男の持ってるスケブが「FREE HAG」って書いてAをバツで消してUに直してあったのじわじわきた。

③『ある研究者からの手紙』危険な実験をしたい博士とその助手、そして被験者4人の話。被験者たちの真面目に不真面目なところがおもしろくてずっと笑ってた。最後の博士の表情が狂気的で鳥肌ものだった。

④『コロス県自殺市呪い村四丁目』怪しい噂のある村へ行く2人の記者と、そこへ行く芸能人たちと、村人(人?)の話。誰かをネットで叩いたことがある人や、推しがネットで叩かれたことがある人に見てほしかった。心臓が痛かった。

野良の方舟

 

野良の方舟

人間たちから愛されなかった野良動物たちは、舟を造り、どこかへ行くことを決めた。方舟を造る中で動物たちは持ち主と記憶をなくした「影」に出逢い、クロと名付けて仲間となり、共に旅へ出る…、というお話。小学校で公演したものを大人向けに少し付け足して秘密基地で公演したものを観てきました。

特に信仰心があるわけではないのだけど、クロを連れて行こうとする神さまたちへ野良動物たちが言う「神さまなんて大嫌いだ」「クロは渡さない!」「神さまお願い 出て行ってよ」という叫びが印象的だった。何があったわけでもない、ただ友だちであるクロのことを愛して共にいたいと願う。その気持ちは神さまとか理屈とか、全部越えていく。一緒にいたい、ただそれだけなんだけど、愛されなかった哀しみを持つ野良動物たちだからこそ、仲間を全力で愛している姿が美しくて少し切なかった。

含みのある台詞があった野良犬のシューベルトも(あのくらい余白あるの好きだけどね)、最後には猫のペコと拳を合わせて仲間たちの輪に戻る。キャガプシーのときにツミの手を取れなかったネズミを演じたさひがしさんがシューベルトということもあって、勝手に繋げて感極まってしまった。

劇中で聞く「しょっぱいうみ」や「シンプル讃歌」は他で聞くときにも増して心に染みた。自由席なので3回で手前→中央→奥と座ったのだけど、見えなかった表情が見えたり聞こえなかった声が聞こえたりして毎回楽しかったし、特に最後は舟の中にいるような席だったのでクロの表情がよく見えて、舟を去るときの寂しいような、でも何も怖くないと言いたげな表情が切ないけれど大好きだった。終わったあとに野良動物たちがお見送りしてくれたのだけど、そのときの表情がみんな晴れやかで眩しくて、涙収まってから出ようとしたのにみんなの顔見たらまたぶわっと泣いてしまった。笑 でも野良たち\ベソよりよく泣くー!/って笑ってくれてほんとみんな好き(語彙力)

 

君といたいよ ずっといたいよ

理由はないさ 君といたいよ

 

『しょっぱいうみ』

 

キャンドルセレモニーのときには末原さんの一人語りでクロ視点の物語りも聞けて、ますます自分の中で野良の世界が宝物になった。みんなでキャンドル持ち寄ってお話聞くの、秘密基地とかキャンプとか、そういうわくわくが詰まった空間にいた頃を思い出した時間でした。また遊びに行きたいな。

 

のらーりくらりといつまでも のーーーーら!🐶😺🐤🐹