日進月歩

文章を書く練習

クソ野郎と美しき世界

先日、日本橋の最終上映を見てきたんだけど満員だった。ちなみにそのひとつ前の回も、前日時点で満席だったので、都心で働くスマヲタの意地を感じた…。余談ですが(そもそもこのブログの九割は余談)、上映前のロビーがざわざわしてたのにクソ野郎の予告が流れたときだけだいぶ静かになってだいたいみんな顔上げるの最高に愉快だったし、舞台挨拶もないのに満席になっているシアター6に座って、ここに居る人みんなSMAPのこと好きなんだなって思ったら上映前から感極まっていた。

 

ピアニストを撃つな!

のっけからザ・稲垣吾郎。西洋の高級絨毯のようなガウンを着ている(偏見)!応援上映に行って吾郎さんの「ちょっと待っててね」に「は〜〜〜いっ♡♡♡」と返すばかな女になりたい人生だった。

フジコ役の馬場ふみかちゃんがべらぼうにかわいい。わたしが財力のあるおじさんだったら、馬場ふみかちゃんを観るために毎日映画館に通っていたのに…。油田が来い。

園子温監督の作品は今まで2つしか観ていないんだけど、何というか、艶かしくて衝動的なものを非現実的に描写している雰囲気が吾郎さんの色気にうまいこと合っていたような、あのスピード感に居る吾郎さんが新鮮だったような、そんな印象。

 

慎吾ちゃんと歌喰いの巻

まずタイトルが天才じゃないですか?慎吾ちゃんて。41歳になっても慎吾ちゃんは慎吾ちゃんなんですよ。ありがとう世界!あと歌喰いと寝てるときに寝間着の肩の縫い目部分に穴開いてませんでした?勘違いだったら妄想が過ぎて土下座案件だけどもう穴にしか見えなくて最高だった。

歌喰いという存在はファンタジーだけど、慎吾ちゃんも歌喰いも声とテンションが低めだからかそのことに対する驚きとかが良い意味で長続きしなくて、わりとすんなり受け入れられたのはよかったと思う。

紀伊尾さんが『また逢う日まで』を失ったときに首を括ろうとしたのは、歌を失った彼らの気持ちだったのだろうか。マネージャーさんがやめてと言いながら止めきれなかったのは、その気持ちを痛いほどわかっていたからなのだろうか。歌を失う、ということの本当の辛さは、歌をレーゾンデートルとしない自分にはわかり得ないものだけど、いつかこの話のように、彼らが歌いたいものを歌える日が来るようにと願うばかり。

しかし紀伊尾さんに拳銃を渡したマッチョがおそらくベーグル作りの先生だったのが面白くて思い返しては笑っている。そして淳くん最近スーツ姿ばかり拝見している気がするかっこいいむりわたしともライン交換しよ。

 

光へ、航る

1カット目から最高に恐くてでもこれだよこれ!!!!という気持ちになった。ただ冒頭のシーンがまじの不倫現場に突っ込んだのかいわゆる美人局的なやつだったのかがよくわかっていない。文春砲の煽りが激しかったのはわらった。新井さんがあの尺しか出てこないの贅沢じゃない?いいのか?沖縄だぞ?(?)航と光の「お父さんみたいにならない」「お父さんみたいな人になる」の対比がぐさっときた。

 

新しい詩

慎吾ちゃんが歌うところで涙どぼどぼ流れてきて水分枯れてしまうかと思った。慎吾ちゃんの歌と絵とあれこれを混ぜて生まれ変わったうんこ、から作られたベーグル。お給料が入ったら自由が丘へ行こう〜ベーグルが食べたい〜

新しい詩の『世界のどこかにきっと仲間がいる』っていう歌詞がとても好き。映画館やクソショに行ったら人がたくさんいてすごく嬉しい気持ちになったし、あ~また明日からがんばろう!と勝手に勇気付けられた。以前、にのみやさんが『死ぬときはコンサートのときがいい。まわりが全部味方だから』みたいなことを仰っていて、それに近い気持ちかも。

ところでエンドロールの『現場アシスタント ゴリラ』はさすがに笑った。ゴリラも手伝ってくれる新しい地図…(違)

 

三人それぞれの話があって、本人のキャラクターに寄せた慎吾ちゃんと吾郎さんは本名で出ていて、役者としてのイメージに寄せたつよぽんは工藤という役名で出るというのはおもしろいなあと思った。

3つの話を半端にリンクさせるくらいなら全く関係ない三人にしておいてもよかったと思うけど、時間をかけて擦り合わせてきっちり作り込む時間を取ることよりも、地図を立ち上げてから映画を届けるまでの時間を短くすることに重きを置いた結果なのだろうと思うので、第二弾ではその辺よろしくお願いしたい。

 

動員28万人超え、そして第二弾決定おめでとうございます!

慎吾ちゃんがYouTubeでタイトルこんなのは?って話していて、『クソ野郎、宇宙へ行く』はファンタジーにもヒューマンにもSFアクションにもなりそうだけど、『クソ野郎、ハワイで大慌て』はコメディの予感しかしません(笑)さてどんなタイトル、どんな話になるのか。そしてどんな三人が観れるのか、楽しみだ〜!貯金します!