日進月歩

文章を書く練習

10月観劇振り返り

オトナインデッドリースクール
オヤジインデッドリースクール

デッドリーシリーズ10周年記念作品のうちの2作。今まで学校だった舞台が市役所に変わり、少女や少年だった登場人物たちは大人になって屋上に集まります。

それぞれがそれなりの年数を社会人として生きてきたからこその気持ちや台詞が重たくて苦しかった。自分が社会人になったからこそ感じる部分もたくさんあったなと思う。特にどちらかというとオトナは今の自分と年齢も近い人が多いので刺さり方が深かった。あと普通に亜音さんによるオトナ氷鏡先生が好きすぎたんですよね。どことなく中学のときの理科の先生(オッサン)に似ているのになんだか大人の色気があるところとか、飄々としているのに人間味があるところとか、もううまく言えないけどめちゃくちゃ好きでした…。オヤジはノ☆ビューンがグサグサと刺さった。少女や少年のユウは「ノブちゃんがいれば百人力!」という様子なのに対して、オヤジのユウさんは30年以上ノブちゃんの居ない世界をそれなりに1人で生きてきてしまってあの日の屋上でたった1人で限界を迎えてしまったユウさんなのだと思っていて、ノブちゃんが居ることで弱さを自覚したユウさんが最後にノブちゃんに置いて行かれてしまうのが辛くて辛くて仕方なかった。

オトナとオヤジ期間は感想をツイッターにぼろぼろ書きこぼしたのでトゥギャろうと試みたものの、うまく使えなかったのであとでまた挑戦します。話に興味ある方は #オトナデッドリー と #オヤジデッドリー で検索してみてください。

 

Hanger Boy

おぼんろ主催 末原拓馬の朗読劇。

ツミツミと同じ会場なんだけどそのときとまた雰囲気全然違って、暖炉の前で絵本読んでもらってるみたいな感覚だった。暖炉の前で絵本読んでもらったことないけど。

スクラップにされる直前だった機械と、それを拾ったご主人様の話。物語の序盤と終盤で同じ言葉が出てくるけど、物語の中でその言葉に込められる意味が変化していくっていうのが末原作品の中でもすごく好きな書き方のひとつなんだけど、それがあったので好きです。あと余白がいっぱいあって想像の余地が無限なところ。

 

勇者セイヤンの物語(仮)

再演。先日のジブンカワユスを観劇して、おとな小学生さん面白い!と思ったので見てきました。あと川隅美慎さんが出てらしたのと中村誠治郎さんが殺陣指導でクレジットされていたので。日替わりゲストの井上理香子ちゃん可愛かった!さすが妖精8年やってるだけある。ゲーム感のある動作とか背景とか出会い頭にいきなりバトルが始まる強引なストーリー展開とか、ゲーマーにお馴染みっぽくて楽しく見られそう。ゲーマーではないのでわからんけど。いつもRPGでは倒される側であるモンスターたちの視点で見る物語、新鮮だった。

美慎さんの殺陣が自分の古い記憶の何十倍も美しくて痺れた…。目付きとか所作とか役どころも相まって1番印象的だった。あと兵士1の殺陣にも誠治郎さん感じた。

 

クロスミッション

カラスカさんのクロスミッション、2編あるうちの十字架ミッションを見てきました。

あらすじを見ると新興宗教とか身代わりとか、本当にコメディになるのだろうか?というワードばかりだったのですが、ほぼずっと笑っていた。ドラ○エにも○のけ姫、ラ○オンキ○グなどのパロディというかオマージュというか、パクり…………?一体なんなんですかね?(?)もの○け姫の台詞がなぜか作品の流れとぴったり合う瞬間があってそこが1番笑った。でもひたすら笑っていたのに最後はそれぞれが良い感じに一歩を踏み出せて終わっていたの穏やかで良かった。オトナインデッドリースクールにも出演してらした大仲さんのギャップが凄かったです。