日進月歩

文章を書く練習

3月〜6月観劇と配信振り返り

8月の舞台のチケットが取れてようやく気が向いたので、3月からの観劇と配信で見た作品の感想をまとめます。

 
共骨

観劇当日が雨だったんだけど、雨模様の似合う作品だった。自粛前最後の観劇。

松澤くれは✕新垣里沙といえばりさ子が有名だと思うんだけど、それは本しか読んだことなかったので楽しみにしてました。ストーリーや台詞の重たさに胃を痛めるところもあったけど、最後に少し救いがあって前を向いてという終わり方が時勢とか自分の気持ちにちょうどよかった。あとオープニングの傘の使い方が好き。

新垣さんが主人公を小学生時代から演じていて、出てきた瞬間はガキさんがランドセル背負ってる!?と思ったけど見ていると本当に小学生のような幼さを感じたし、そこからの成長が目に見えるようで引き込まれた。モマのホルストさん大好きなので谷口賢志の懐がマリアナ海溝な役どころにめちゃめちゃぐっときてしまった。舞台の端で絵を描いてるのがささやかな幸せという感じがしてお気に入りのシーン。上遠野さんとか佃井さんとかあすぴーさんとか色んなところで名前を知った人たちが出てくるの不思議な感覚だったけど豪華で嬉しかった。

メルリルルの花火

おぼんろの配信公演。本来は劇場公演として見るはずだった作品で、配信でのマルチアングル公演→配信でのノーアングル公演へと変更になりつつも無事に公演が行われた作品。4月ということで他の予定が尽く延期や中止になる中での上演だったので、そういう意味で精神的にも救われたところがある。

本来の予定通りに公演が行われて回ごとに話が少しずつ進むという形式だったので、家で電気を暗くして聞いてみたり、近所の公園で聞いてみたり、仕事終わりに職場近くのベンチで聞いてみたり(公演の時期はカフェもやってなかった)、どこでも聞くことが出来るというのは面白かった。ストーリーもわたしたちが持っているマッキナ(いわゆるスマホ)に届いたメッセージから始まるというこの状況をうまく汲んだものになっていたので、配信だからこそのものだったと思う。でもやっぱり劇場公演とマルチアングル公演と銘打ったことでそっちだったらどうなるんだろうと考えてしまうので時勢を考慮しつつそのパターンの公演も見てみたい。

私の頭の中の消しゴム Special Letter

朗読劇。加藤和樹さんと生駒里奈さんの回。

モマで中学生だった生駒ちゃんが薫なのは不思議な感覚だったけど、そのせいか記憶がなくなっていく薫の無垢な部分がグサグサ刺さった。

DISTANCE

下北沢の本多劇場で行われた無観客ひとり芝居。初日の永島敬三さんの公演「ときめきラビリンス」。Streaming+初使用。

オープニングで劇場に到着してチケットもぎられて…という映像が出てきて劇場が恋しくなってしまった。

途中何度か止まってしまったけど敬三さんのお芝居の熱が感じられたのですごく幸せだった。芝居の合間に2人の清掃員の会話劇があるんだけど、劇場に人が足を運ばなくなって久しい時代という設定での会話で、自分はどうして劇場での観劇が好きなんだろうと改めて考える時間だった。

 

あとは死神遣いの事件帖ー鎮魂侠曲ーも配信買ったんですけどこれは舞台も見に行くのでそのあと感想書きます。チケット買ったのはこれです!映画も好きだったし、誕生日現場だし、楽しみだな〜!あと偶々なんだけど自粛前最後の観劇も自粛明け最初の観劇も谷口賢志さんが出てるって気付いてなんかもうなんか無敵な気分(?)